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平成25年6月理事長定例記者会見

理事長定例記者会見

奥村理事長の定例記者会見のトピックスをお伝えします

日時:平成25年6月13日(木) 11:00-11:35

場所:JAXA東京事務所 B1 プレゼンテーションルーム

司会:広報部長 寺田弘慈

冒頭挨拶

6月4日、内閣府宇宙戦略室より「平成26年度 宇宙開発利用に関する戦略的予算配分方針(経費の見積り方針)」が示されました。
こちらは、新しい宇宙基本計画が定められて以来、初めての予算編成の方針となります。方針は「安全保障・防災」「産業振興」「宇宙科学等のフロンティア」の3つの重点課題に沿った内容が提示されており、JAXAもこの方針に沿って、平成26年度の予算要求を行って参ります。

また、JAXAは今年4月に策定された新しい中期計画に基づいて事業活動を進めています。
10月には創立10周年を迎えますがこの節目に職員の意識改革を実施したいと考えています。
特に、JAXAが社会に提供する価値や成果の具体策について、全社的な体制を敷いて検討いたします。
JAXAが持つ強みや弱み、存在意義などをきちんと認識し、10月までに報告を纏めたいと思っています。
加えて私自身は、若手職員と出来るだけ多くの直接対話を行い、職員が抱く課題認識や将来の展望などについて意見交換したいと考えています。

こういった活動を通じて、新しいJAXAの第一歩を踏み出したいと、そう考えております。

トピックス

I. 安全保障・防災
II. 産業振興
III. 宇宙科学等のフロンティア
IV. 教育・普及・国際協力など

I. 安全保障・防災

(1)H-IIBロケット4号機の打ち上げ

H-IIBロケット4号機は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機を搭載し、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から8月4日に打ち上げる予定です。

(2)イプシロンロケット試験機の打ち上げ

イプシロンロケット試験機は、惑星分光観測衛星(SPRINT-A)を搭載し、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から8月22日に打ち上げ予定です。

なお、6月2日にイプシロンの第一段モーターを輸送するトレーラーが故障して、一時立ち往生しました。

同月5日には車両の修理を終えて、イプシロンの第一段モーターを内之浦宇宙空間観測所へ搬入しましたが、国民の皆様、特に近隣の住民の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけいたしました。

幸いなことに打ち上げスケジュールへの影響はありませんので、今後もより一層気を引き締め、打ち上げに向けた準備作業を行って参ります。

(3)イプシロン応援メッセージの募集結果

イプシロンの応援メッセージを2013年4月10日から5月7日にかけて公募し、皆様から5,812件のメッセージをご投稿いただきました。

皆様のご期待に沿うべく、ぜひとも打ち上げを成功させたいと思います。

II. 産業振興

(1)新事業促進室の活動状況

3月1日に新事業促進室を発足して以来、民間からの契約に加え、政府からの受託契約を2件締結しましたのでご報告いたします。

1件目は経済産業省からの受託契約で、地球観測衛星の統合運用システムの技術開発を行うという内容です。

統合運用システムとは、地球観測衛星群を有機的に連携させ、全てのリソースを最大限に活用し運用可能とするシステムで、これまでのJAXAの複数衛星の追跡管制や、地球観測衛星の画像処理、データアーカイブ等の経験を十分活かすことができると考えています。

JAXAでは、6月1日付で新たに統合運用システム研究開発室を設置し、本業務の遂行にあたります。

もう1件は内閣府からの受託契約で、準天頂衛星システムの開発・整備・運用に係る支援業務等の内容となります。

内閣府では準天頂衛星システムの整備を進めていますが、JAXAがその支援業務を行い、「みちびき」の運用、衛星測位技術に係る利用促進、及び測位衛星関連技術の研究開発を一体的に実施します。

こちらも業務遂行のため、6月1日付で新たに衛星測位システム技術室を設置しました。

なお、1件目の経済産業省との受託契約に関しまして10名強の職員を配置、2件目の内閣府との受託契約では20名弱の職員を配置し、業務の遂行のために万全を期します。

(2)航空科学技術の現状と新たな取り組みについて

5月23日に、文部科学省の第40回航空科学技術委員会が開催されて、「航空科学技術ロードマップ」の公表がありました。

このロードマップでは、JAXAの航空開発技術の役割が明確に位置づけられており、JAXAはロードマップが示す役割に基づいて新たな取り組みをスタートいたします。

このような成果を踏まえて、6月28日に御茶ノ水ソラシティ2階 ソラシティホール(東京都千代田区)にて「JAXA航空シンポジウム2013 ~航空産業発展に向けたJAXA航空の新たなスタート~」を開催します。

産学官のキーパーソンが一堂に会して、今後の我が国の航空分野の発展の在り方について検討します。

なお本シンポジウムは事前登録制で、皆様から高い関心をいただき既に400名の定員に達しました。

本シンポジウムの成功を、大いに期待いたします。

第2フェーズ実験(D-SEND#2)を、8月にエスレンジ実験場(スウェーデン、キルナ市)で計画しています。

III. 宇宙科学等のフロンティア

(1)宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4)の記者説明会および機体公開

6月19日、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)にて「こうのとり」4号機に係る記者説明会を開催し、「こうのとり」4号機の機体を公開いたします。また副会場として、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)と東京事務所(東京都千代田区)をテレビ会議にて接続する予定です。

報道関係者向けのイベントです。

IV. 教育・普及・国際協力など

(1)COPUOSの開催

6月12日から21日にかけて、オーストリアウィーンにおいて国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)が開催されています。

COPUOSは1959年に国連の常設委員会として設置され、宇宙空間の研究に対する援助、情報交換、宇宙空間の平和利用のための方策及び法律問題の検討を行い、これらの活動を国連総会に提出することを任務とします。

昨年、JAXAの堀川技術参与が日本人として初めてCOPUOSの議長に就任し、今回のウィーンにおける会議でも議長を務めます。

また、会議に並行し、6月12日に現地(ウィーン)で女性宇宙飛行50周年記念のパネルディスカッションが開かれ、我が国からは向井千秋宇宙飛行士が登壇しました。

(2)宇宙開発利用大賞

内閣府主催の「宇宙開発利用大賞」について、5月31日より募集が始まりました。

内閣総理大臣賞をはじめとする各関係大臣賞に加えて、JAXA理事賞が設置されています。

JAXA理事長賞は、宇宙開発利用の技術の観点から顕著な功績があったと認められる事例に対して授与させていただきたいと考えております。

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