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平成26年9月理事長定例記者会見

理事長定例記者会見

奥村理事長の定例記者会見のトピックスをお伝えします

日時:平成26年9月11日(木) 11:00-11:25

場所:JAXA東京事務所 B1F プレゼンテーションルーム

司会:広報部長 上垣内茂樹

冒頭挨拶

 最初に来年度の概算要求についてご紹介します。既に公表されておりますが、文部科学省から前年度の予算額に対して387億円増の1,931億円を要求していただきました。
 この中には新規の項目がいくつかありますのでご紹介させていただきます。

  • 先進光学衛星:約50億円
  • 光データ中継衛星:約32億円
  • 革新的衛星技術実証プログラム:約30億円

 また、いわゆる「イノベーションハブ」という政策の中でJAXAが関係するのは2件あります。

  • 宇宙探査イノベーションハブ:約20億円
  • 次世代航空機イノベーションハブ:約19億円

 こういった新しい政策の予算要求を文部科学省を通して行っております。特に宇宙探査イノベーションハブ、次世代航空機イノベーションハブにつきましては、研究開発法人としてハイインパクトな技術研究開発拠点を産学共同、つまりJAXA内だけではなく広い勢力を結集して実施する、その中でJAXAは拠点という役割を果たす、という新しい試みと理解しています。

 かなりの増額要求をさせていただいておりますが、我々としては実施機関として期待に応えられるように推進していきたいと思っています。

 次に、若田宇宙飛行士が7月末から8月にかけての約1か月間、日本に一時帰国し、東京で2回、地方で5回の計7回ISS(国際宇宙ステーション)長期滞在ミッション報告会を開催し、約5,600名の方々が参加されました。
 また、帰国にあわせてテレビや新聞などメディアの皆様のお力により、若田宇宙飛行士のメッセージが多くの日本の皆様に伝わったのではないかと思っています。
 若田宇宙飛行士自身も「宇宙での体験を多くの人に伝えたい。」と言っていましたが、その彼の意思はメディアの皆様のお力もあり相当程度達成できたものと思います。メディアの皆様方のご協力には感謝したいと思っています。

 前回、小惑星探査機「はやぶさ2」の応援キャンペーンという仕組みについてご紹介させていただきましたが、9月1日にとりまとめ企業として株式会社 電通を選定しました。外部の有識者にも入っていただいた選定委員会で選定したものです。
今後、応援キャンペーンにご参加いただける企業を募り、それらの企業から集めた協賛金を使ってさまざまな応援企画を展開していきます。JAXAからは資金提供は行いませんが、応募いただいた企業には、公式サポータとしての認定やコンテンツの優先利用権などを提供します。この機会に色々な分野の企業の皆様にご参加いただくことを期待しています。

トピックス

I. 低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)
II. 静止気象衛星「ひまわり8号」/H-IIA25号機打ち上げ予定
III. 全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)取得データの一般提供開始
IV. ASTRO-H相乗り小型副衛星の選定結果
V. 「JAXA航空シンポジウム2014~我が国の航空科学技術と国際競争力の強化に向けて~」の開催について

I. 低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)

 平成26年7月22日から8月26日まで、スウェーデンエスレンジ実験場において、低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)の2回目試験を予定しておりましたが、試験期間中に試験可能な気象条件を満たさなかったため、実施することができませんでした。今回の状況を踏まえ、今後JAXAにおいてD-SEND#2の試験計画について再検討したいと考えています。

II. 静止気象衛星「ひまわり8号」/H-IIA25号機打ち上げ予定

 平成26年10月7日に「ひまわり8号」をH-IIAロケット25号機により種子島宇宙センター大型ロケット発射場から打ち上げる予定となっています。

III.全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)取得データの一般提供開始

 平成26年2月28日に種子島宇宙センターから打ち上げたGPM主衛星に搭載されている二周波降水レーダ(DPR)の初期校正検証作業を完了し、DPRのレーダ受信電力、降水物理量および全球降水マップ(GSMap)等の「GPMプロダクト」を、9月2日からJAXAの地球観測衛星データ提供システム(G-Portal)を通じて一般に提供を開始しました。
 GPMプロダクトによって、全球の降水(雨や雪)をこれまでより正確に把握することができるようになり、気象庁等の各国気象機関におけるデータ同化(※1)による天気予報精度向上に貢献できるのではないかと考えています。

 ※1. 数値モデルのシミュレーション結果を、実際の観測結果とつきあわせて修正する手法。

IV.ASTRO-H相乗り小型副衛星の選定結果

 ASTRO-Hに相乗りする小型副衛星の選定結果について発表させていただきました。今回は初めて有償の仕組みでの募集も行いましたが、結果的に契約に至ったのは1社のみでした。

V.「JAXA航空シンポジウム2014~我が国の航空科学技術と国際競争力の強化に向けて~」の開催について

 文部科学省から「戦略的次世代航空機研究開発ビジョン」が発表されました。今回のシンポジウムでは、我が国の航空科学と国際競争力に向け、JAXAの果たすべき役割について、事業戦略、具体的なプログラムを紹介する予定です。


 日時:9月18日(木) 10:00~17:30
 場所:御茶ノ水ソラシティ2F ソラシティホール

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