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事故調査報告書が出されるまで
 日本には、文部科学省に宇宙開発委員会という将来の宇宙開発の方向性を話し合う機関があります。この委員会が定めた目標を実現するための中心的な役割を担っているのがJAXAです。
 今回の事故が発生した後、JAXAは事故対策本部を設置して原因究明にあたり、宇宙開発委員会はその調査部会でJAXAがまとめた報告を調査および審議しました。さらに、技術的な面からだけでなく体制面からの見直しも必要であると判断した宇宙開発委員会は、特別会合を設置して、製造企業を含めたJAXAの業務の進め方や体制についても提言をまとめました。


報告書が出されるまでの経緯
  事故直後〜3月
  ・飛行データ解析
  ・検証実験およびシミュレーション解析
  ・FTA(Fault Tree Analysis、故障の木解析)※ による異常事象の原因検討
  ・設計改善の考え方の検討

  ※システムの安全性と信頼性を解析するために用いられる手法のうちのひとつ。
   故障の発生の経過を遡って樹形図に展開し、原因を抽出する技法。
  2月18日 実機大モータ燃焼試験

  12月31日〜3月26日 固体ロケットブースターの探索

  6月9日 事故調査報告書了承


 信頼ある宇宙開発の基盤を築くためには、今回の事故で、どんな現象がどういうメカニズムで起きたのかを説明しなくてはなりません。事故調査報告書をまとめるために結果として半年ほどかかってしまいましたが、従来に比べれば早い段階で総括することができましたし、世界的にみても原因究明には同程度の期間を費やしています。小さなテストピースだけでなく実機を使った試験やコンピュータを使った解析は、推測にとどまるのではなく、論理的、技術的に裏づけのある説明をするためには必要な時間でした。



宇宙開発委員会
H-IIAロケット6号機打上げ失敗の原因究明及び今後の対策について

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/uchuu/reports/04062301.htm

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