

わが国において、宇宙開発の自立性および自在性を十分に確保しておくことが急務となっています。そのために不可欠な部品を選定・開発し、その安定性供給と信頼性の確保を目指しています。
また、宇宙用部品を拡大するために、民生部品のタイムリーな宇宙転用に必要な評価およびそれに付随する研究開発を行い、民生部品供給システムを利用した最適コスト少量生産供給体制を構築します。さらに部品技術情報の一元化を図り、プロジェクトにおいて効果的に機能する部品データベースの整備と利用促進を図ります。
新規開発した機器を広くプロジェクトで使用するためには、あらかじめ宇宙環境で機能確認を行う宇宙実証が重要です。大・中型衛星の高機能化、高信頼化には最新の機器・部品の採用が必須であるため、軌道上実証を行っています。
2002(平成14)年にH-IIAロケット4号機によって打ち上げられたマイクロラブサット1号機は、50kg級小型衛星のバス実験などを行い、全ての実験に成功しました。
2009年(平成21)年1月、H-IIAロケット15号機によって打ち上げた100kg級の小型衛星、小型実証衛星1型(SDS-1)は、全てのミッションの達成を経て2010年9月8日にその運用を終了しました。SDS-1の開発から運用までの衛星ライフサイクルにおいて得た知見は小型実証衛星4型(SDS-4)に活かされ、引き続きより効率的な衛星開発手法を研究していきます。