プロジェクトマネージャから


「きぼう」を開発することで獲得した有人宇宙技術は、更に将来の有人宇宙システムの開発にも活用されるものと期待しています。
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2009年7月、既に船内実験室で開始していた実験に加えて船外環境での実験も開始し、「きぼう」の全面的な実運用を開始しました。
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プロジェクト概要


プリント

日本初の有人実験施設「きぼう」日本実験棟

(写真提供:NASA)

宇宙空間という特別な環境を利用して、地球・天体の観測や、宇宙での実験・研究などを行うのが国際宇宙ステーション(ISS)計画です。日本初の有人実験施設となる「きぼう」日本実験棟は、船内実験室と船外実験プラットフォームの2つの実験スペースからなり、船内実験室は長さ11.2メートル、直径4.4メートルの大きさです。船外実験プラットフォームは、宇宙空間を長期間利用する実験や天体観測・地球観測などに使われる予定で、船外環境をそのまま使用することができるISSの中でも独自の施設です。
2008年3月に船内保管室、2008年6月に船内実験室、2009年7月に船外実験プラットフォームがそれぞれ取り付けられ、「きぼう」日本実験棟は完成しました。
この「きぼう」の運用・管制は、現在筑波宇宙センターにある運用管制室で24時間体制で行っています。


「きぼう」では、私たち人類の将来に望みを託す実験や研究、技術開発が行われる予定です。その一つが地球観測です。現在、地球はオゾン層の破壊や温暖化・砂漠化といった深刻な環境問題にさらされています。これを地球外から観測・調査し、解決の糸口を見つけることが目的で、オゾン層を破壊する微量気体やオゾン層が発する短い電波(サブミリ波)の観測を行います。船外実験プラットフォームに搭載される世界最大の高視野X線カメラで、銀河系外の天体状況や銀河の分布の調査など天体観測も可能です。また宇宙実験では、重力のほとんどない環境を利用して、高品質なタンパク質結晶を作り、病気の原因解明や医薬品開発に役立てます。微小重力や放射線などが人間や動植物に与える影響を調べます。さらにロボットや通信・エネルギーなどの試験を重ねて技術開発も行う予定です。


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