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地上と宇宙を結ぶ輸送システム 宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)

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2015年9月30日 更新

「こうのとり」5号機が大気圏へ再突入、ミッション完遂!

「こうのとり」5号機が大気圏へ再突入、ミッション完遂!

9月29日に国際宇宙ステーション(ISS)から離脱した宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)は、9月30日5:33(日本時間)頃に大気圏に再突 入しました。
「こうのとり」5号機は、ISSへの物資輸送を完遂し、本日の再突入をもって、約42日間にわたる全ミッションを終えました。
ミッションを完遂した「こうのとり」5号機へのメッセージを、本日まで募集をしています。皆さまからのメッセージをお待ちしております。

宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)とは

国際宇宙ステーションへの補給の要
「こうのとり」(HTV)

宇宙空間という特別な環境を利用して、地球・天体の観測や、宇宙での実験・研究などを行う国際宇宙ステーション計画(ISS)は15カ国が協力する国際プロジェクトです。
ISSには、水、食料、衣料などの生活物資や、新しい実験装置、実験用サンプルなどの研究用資材、バッテリのように定期的に交換が必要な機器などを継続的に運ぶ必要があります。これらISS運用に必要な物資の輸送は、ISS計画の参加各国 が分担して行なっており、日本は、H-IIBロケットで打ち上げる宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV:H-II Transfer Vehicle)を開発・運用しています。「こうのとり」(HTV)は年1機程度打ち上げられ、さまざまな荷物を運び ISS計画を支えています。

こうのとりとは

「こうのとり」は、H-IIBロケットにより打ち上げられる無人の宇宙船で、食糧や衣類、各種実験装置など最大6トンの補給物資を地上約400km上空の軌道上にある国際宇宙ステーションに送り届け、補給が済むと用途を終えた実験機器や使用後の衣類などを積み込み、大気圏に再突入して燃やします。
一連の補給作業には、国際宇宙ステーションとのランデブーやドッキングも行われるため、優れた安全性が要求されますが、日本は技術試験衛星VII型(おりひめ・ひこぼし)で培ったランデブー技術を基に、H-II/H-IIAロケットの開発で得られた機体設計技術、「きぼう」日本実験棟の有人安全技術なども適用し、低コストで信頼性の高い輸送手段としての実用化をめざしました。
また、「こうのとり」の運用を通じて、将来のフリーフライヤーや有人輸送の基盤となる技術の蓄積が可能となります。

宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の特徴

「こうのとり」の機体構成

「こうのとり」は直径約4m、全長10m弱、観光バスが収まる大きさです。

機体は大別して3つの部分から成り立っています。最後部には軌道変換用のメインエンジン、姿勢制御用のRCSスラスタとそれらに推進薬を供給する燃料/酸化剤タンク、高圧気蓄器等が搭載される「推進モジュール」。

中程には、誘導制御系・電力供給系・通信データ処理系の各電子機器が搭載される「電気モジュール」。

そして先頭には、補給物資を格納する「補給キャリア」という構成です。

主要諸元

全長 約9.8m(メインスラスタ含む)
直径 約4.4m
質量 約10.5トン(補給品除く)
補給能力 最大約6トン(船内用物資:最大約5.2トン、船外用物資:最大1.5トン)
廃棄品搭載能力 最大約6トン
目標軌道
(ISS軌道)
高度:350km~460km
軌道傾斜角:約51.6度
ミッション期間 ランデブ飛行期間:約5日間
ISS滞在期間:約45日間
軌道上緊急待機期間:約7日間

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