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人工衛星・探査機による貢献 ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)

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2017年9月25日 更新

「あらせ」大規模太陽フレアより発生した宇宙嵐を観測

「あらせ」大規模太陽フレアより発生した宇宙嵐を観測

ジオスペース探査衛星「あらせ」および連携地上ネットワーク観測は、2017年9月4日から10日にかけて発生した大規模な太陽フレアに伴う宇宙嵐の発生から終息までの一連の貴重な科学データを取得することに成功しました。
「あらせ」が取得したデータは、宇宙嵐が最も発達したと思われるタイミングで放射線帯外帯の消失を、宇宙嵐による乱れが鎮まる時期には高いエネルギーをもつ電子が増加して放射線帯外帯が再形成することを示しています。また、再形成された放射線帯外帯の電子の強度は、宇宙嵐が起こる前よりも強くなっていることがわかりました。
データの解析は現在も続いており、他の観測結果と合わせて、宇宙嵐にともなう放射線帯で何が起こったのかについて詳しく調べています。解析から得られた新しい知見は、宇宙天気予報の精度を向上させる基礎となるでしょう。

ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)とは

宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子の解明を行う。

地球近傍の宇宙空間であるジオスペースには、メガエレクトロンボルトを越える高エネルギーの粒子が多量に捕捉されている放射線帯
(ヴァン・アレン帯)が存在しています。
この放射線帯に存在する、太陽風の擾乱に起因する宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子がどのようにして生まれてくるのか、そして宇宙嵐はどのように発達するのかを明らかにします。

ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)主要諸元

名称 ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)
打ち上げ日時 2016年12月20日20時00分
場所 内之浦宇宙空間観測所
打上げロケット イプシロンロケット
構造質量 約350kg
軌道高度 近地点 約440km 遠地点 約32,000km
傾斜角 約32度
種類 楕円軌道
周期 約570分
衛星バス部 SPRINTバス
主要ミッション機器 低エネルギー電子分析器(LEP-e)
低エネルギーイオン質量分析器(LEP-i)
中間エネルギー電子分析器(MEP-e)
中間エネルギーイオン質量分析器(MEP-i)
エネルギー電子分析器(HEP)
超高エネルギー電子分析器(XEP)
磁場観測器(MGF)
プラズマ波動・電場観測器(PWE)
ソフトウェア型波動粒子相互作用解析装置(S-WPIA)

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