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人工衛星・探査機による貢献 準天頂衛星初号機「みちびき」

運用終了

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2017年2月22日 更新

「みちびき」運用を内閣府へ移管

「みちびき」運用を内閣府へ移管

2017年2月28日をもって準天頂衛星初号機「みちびき」を内閣府に移管するとともに、JAXAによる運用を終了します。移管後は内閣府により運用が行われます。詳細については、以下を参照ください。

準天頂衛星初号機「みちびき」とは

真上から日本を見守る準天頂衛星システム

カーナビやGPS機能がついた携帯電話の普及によって、人工衛星を使った測位情報は私たちの暮らしに欠かせないものとなりました。測位衛星により位置を特定するためには、最低4機の人工衛星から信号を受信する必要がありますが、これまで日本国内の都市部や山間地では、高い建物、山などが障害となって4機の人工衛星からの測位信号が届かないことがあり、測位結果に大きな誤差が出ることがたびたびありました。

準天頂衛星システムは、「準天頂軌道」と言う日本のほぼ天頂(真上)を通る軌道を持つ人工衛星を複数機組み合わせた衛星システムで、現在運用中のGPS信号やアメリカが開発を進めている新型のGPS信号とほぼ同一の測位信号を送信することで、日本国内の山間部や都心部の高層ビル街などでも、測位できる場所や時間を広げることができます。

準天頂衛星システムは、補強信号の送信等により、これまでの数十m程度の誤差だったGPSに比べて、1m程度、さらにはcm級へ測位精度の向上を目指しています。

準天頂衛星が、日本の天頂付近に常に1機以上見えるようにするためには、最低3機の衛星が必要となります。準天頂衛星初号機「みちびき」により準天頂衛星システムの第1段階として技術実証・利用実証を行い、その結果を評価した上で3機の準天頂衛星によるシステム実証を実施する第2段階へ進むことになっています。

2010年9月11日打ち上げ

準天頂衛星初号機「みちびき」の特徴

準天頂衛星システムにより変わる未来

普段カーナビを使っている方の中には、現在でも十分実用に耐えうると思われる方もいるかもしれません。

しかし衛星測位システムはカーナビ以外にも、地図作りや建築作業に欠かせない測量、子供や高齢者の見守りサービス、農業機械等の自動制御、地震や火山の検知、天気予報など、応用範囲が広がっており、それに伴い精度や信頼性の向上等の高度化が求められています。

準天頂衛星システムにより測位精度が上がり、位置が1m単位で把握できるようになると、これまでにない位置情報を活かした
サービスも生まれるかもしれません。

準天頂衛星初号機「みちびき」の今後

「みちびき」は、2010(平成22)年9月11日、H-IIAロケット18号機によって打ち上げられました。

準天頂軌道に投入された「みちびき」は、3ヶ月間の初期機能確認の後、関係機関と協力して技術実証実験、利用実証実験を開始します。
(実験中、「みちびき」からの信号を受信することは可能ですが、実験開始後しばらくの間は、信号に含まれる情報の精度の検証実験を行うため、
アラートフラグを立てて運用します。)

「みちびき」を利用するためには、アラートフラグが立っていても測位計算から除外しないように特別な処理を追加したみちびき対応の受信機を利用し、かつGPS単体で使用する場合よりも測位精度が落ちることをご理解いただいた上で利用いただく必要があります。

「みちびき」からの信号は既に市販されているカーナビなどのGPS受信機では受信することができませんが、簡易な改修により受信が可能です。
機種によってはソフトウェアの改修により対応できるものもあるようです。
JAXAを含めた関係機関では、受信機メーカの対応を促進しているところです。

主要諸元

国際標識番号 2010-045A
打ち上げ日時 2010(平成22)年9月11日 20:17
打ち上げロケット H-IIAロケット18号機
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
形状 2翼式太陽電池パドルを有する箱形
高さ6.2m × 幅3.1m × 奥行2.9m
(太陽電池パドル両翼端間:25.3m)
質量 打ち上げ時質量:約4トン
軌道 準天頂軌道
軌道高度 約32000~40000km
軌道傾斜角 約40度
軌道周期 23時間56分

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