
国際電話や衛星中継、カーナビなど、私たちが普段何気なく接しているものの中にも、人工衛星が多く関わっています。飛行機や船が安全に航行するためにも、やはり人工衛星が宇宙から届けてくれる位置情報が欠かせません。
これらサービスを、どこからでも・同時に・多くの場所に・たくさんの情報を送ることのできる人工衛星は、これからもさまざまな場面で活躍していくことでしょう。
今後はインターネットや携帯電話をより便利にする通信衛星の打ち上げも予定されています。宇宙利用推進本部では、これまで築いてきた宇宙テクノロジーと未来の生活に役立つ人工衛星について思いを巡らせ、より有効な人工衛星の利用方法を探っています。
光ファイバーやケーブルテレビの普及、インターネットや衛星デジタル放送など、私たちの暮らしをより豊かで便利にしてくれるIT(情報技術)。そのIT社会のさらなる発展のためインフラ(情報基盤)構築を支えているのが通信衛星です。
JAXAでは、超高速インターネット社会実現に向けた「宇宙インフラ(Space Infrastructure)」研究開発の一環として「i-Space利用実験計画」を開始しています。
これは技術試験衛星VIII型「きく8号」や超高速インターネット衛星「きずな」、準天頂衛星初号機「みちびき」など次世代通信衛星を用いて、インターネット、教育、医療、災害対策、ITS(高度道路交通システム)などの各分野における衛星利用を推進するための技術開発や実証実験を行うものです
現在、情報通信・測位利用で活躍、計画している衛星には、以下のようなものがあります。
超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)
将来の衛星通信ネットワークの形成に必要な研究開発を行う衛星です。
技術試験衛星VIII型「きく8号」(ETS-VIII)
世界最大の展開アンテナで最先端の通信実験を行う技術衛星です。
光衛星間通信実験衛星「きらり」(OICETS)
衛星−衛星間、または衛星−地上間を、レーザー光を使って大量データを通信する実験を実施します。
データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)
宇宙空間で地球観測衛星や国際宇宙ステーションの大量のデータを中継します。
準天頂衛星初号機「みちびき」
日本とその付近のあらゆる場所で、高精度測位を可能にするシステムです。