場所：JAXA東京事務所 3Fプレゼンテーションルーム
司会：広報部長 寺田弘慈
1.国際宇宙ステーション（ISS）関係
2.宇宙科学関係
3.その他
4.シンポジウム及びタウンミーティング
5.今後の予定
1.国際宇宙ステーション（ISS）関係
（1）古川飛行士の長期滞在、JAXA利用実験関係
古川宇宙飛行士の長期滞在では、引き続きマランゴニ対流の実験（第4シーズン）や宇宙医学実験データの取得を実施しています。古川飛行士は、11月22日に地球に帰還することが決まりました。
（2）システム運用、関連宇宙飛行士等
- 10月30日にプログレス補給船（45P）の打ち上げが成功し、11月2日に国際宇宙ステーション（ISS）とドッキングしました。
- 「きぼう」日本実験棟に搭載する水棲生物実験装置が完成し、11月4日に記者公開を行いました。この装置はメダカなど水棲生物を最長90日間飼育出来るもので、3世代の継代飼育により地上の重力を経験したことのない宇宙水棲生物が誕生します。
- 大西宇宙飛行士が、NASA極限環境ミッション運用（NEEMO）訓練へ参加しました。この訓練は、海中の海底研究室にて心理的に軌道上と類似した隔離環境を実現し、ISS長期滞在に必要なチーム行動能力を向上させることを目的とします。当初10月17日から10月29日までの日程でしたが、ハリケーンの接近により10月26日に終了しました。
- 古川宇宙飛行士は、10月26日に佐賀県立宇宙科学館と群馬県高山村の2会場を結ぶ衛星回線を使用して交信イベントを行いました。参加した子供たちからたくさんの質問を受け、国際宇宙ステーション（ISS）から質問の答えや励ま しのメッセージなどを送りました。
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2. 宇宙科学関係
金星探査機「あかつき」は、金星再会合に向けて、近日点における姿勢制御用スラスタ（RCS）による第1回軌道制御を行いました。このあと第2回（11月10日）、第3回（11月21日）の軌道制御を行い、取得したデータを解析して、軌道決定を進める予定です。
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3.その他
（1）10月26日、イタリア宇宙機関（ASI）の総裁も来日し、「『日本におけるイタリア2011・秋』におけるISS利用ワークショップ」を行いました。
（2）名古屋市科学館との協力の一環で、H-IIBロケット強度試験用モデルと「きぼう」日本実験棟与圧部構造認定試験モデルを譲渡しました。11月6日に名古屋市科学館のグランドオープン式典が催され、展示された試験モデルを大変多くの方に見ていただきました。
（3）11月7日、日本駐在の中南米大使（7カ国）が、筑波宇宙センターを視察に訪れました。
4.シンポジウム及びタウンミーティング
国民の皆さまからのご理解とご支援を得るため、各地でシンポジウムや施設公開等を開催しました。
（1）10月26日〜28日、東京ビックサイト（東京都江東区）で開催された「東京国際航空宇宙産業展2011」に出展しました。航空分野を中心とした展示と講演会を行い、会場全体で約23,500人の方に参加いただきました。
（2）10月29日、考古博物館「時遊館COCCOはしむれ」（鹿児島県指宿市）で第66回JAXAタウンミーティング in 指宿を開催し、約150人の方に参加いただきました。
（3）11月5日に、こまつ芸術劇場（石川県小松市）で第67回JAXAタウンミーティング in 小松を開催し、約220人の方にご参加いただきました。
（4）10月15日から10月30日までの間、JAXAの各事業所で施設公開を行いました。
- 10月15日（土）筑波宇宙センター特別公開 来場者数 6,924人
- 10月16日（日）調布航空宇宙センター一般公開 来場者数 8,093人
- 10月22日（土）増田宇宙通信所一般公開 来場者数 259人
- 10月29日（土）沖縄宇宙通信所一般公開 来場者数 564人
- 10月30日（日）内之浦宇宙空間観測所特別公開 来場者数 1,049人
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5.今後の予定
- 11月12日 第68回JAXAタウンミーティングin 龍谷大学 ＠龍谷大学理工学部（滋賀県大津市）
- 11月14日 平成23年度宇宙航空品質保証シンポジウム＠秋葉原コンベンションホール(東京都台東区)
- 12月4日 第69回JAXAタウンミーティングin 長崎＠長崎総合科学大学（長崎県長崎市）
- 12月17日 第70回JAXAタウンミーティング in 別府＠別府ビーコンプラザ（大分県別府市）
- 事業所施設公開
11月12日 地球観測センター一般公開
- 小惑星探査機「はやぶさ」帰還カプセル展示
11月23日〜27日 熊本市立熊本博物館（熊本県熊本市）
11月30日〜12月4日 長崎総合科学大学（長崎県長崎市）
12月16日〜20日 別府ビーコンプラザ（大分県別府市）