1.国際宇宙ステーション(ISS)関係
2.宇宙科学関係
3.人工衛星関係
4.シンポジウム及びタウンミーティングなど
5.今後の予定
12月21日(水)に、第30次/第31次ISS長期滞在クルーを乗せたソユーズ宇宙船(29S/TMA-03M)が打ち上げられ、日本時間の12月24日(土)に国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功しました。「きぼう」日本実験棟で使われる実験試料や宇宙放射線測定器などが無事に届けられましたので、軌道上での実験を継続できることとなりました。「きぼう」日本実験棟では、日本の実験装置である温度勾配炉ラックや多目的実験ラックの点検が12月19日に完了し、これらを使った実験がいよいよ開始されます。
なお、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在し11月に地球に帰還した古川飛行士が45日間のリハビリを終了し、1月10日(火)に日本に帰ってきました。これから全国で報告会を開催する予定です。
(1)観測ロケット実験S-310-40号機
2011年12月19日23時48分00秒(日本標準時)、夜間中緯度電離圏領域における電波伝搬解析を目的とした観測ロケットS-310-40号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げました。ロケットの飛翔および搭載された機器の動作は全て正常で、観測実験は無事終了しました。
(2)観測ロケット実験S-520-26号機
2012年1月12日05時51分00秒(日本標準時)、熱圏中性大気とプラズマの結合過程解明を目的とした観測ロケットS-520-26号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げました。ロケットの飛翔及び搭載された機器の動作はほぼ正常で、観測実験は無事終了しました。
(3)「はやぶさ」微粒子の初期分析成果
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子を初期分析した成果が、アメリカ科学雑誌「サイエンス」における2011年科学分野10大成果の第2位に選ばれました。
平成25年度に打上げを予定している全球降水観測計画「GPM」の主衛星に相乗りする小型公募副衛星7機が決まり、12月14日(水)に宇宙開発委員会に報告しました。
国民の皆さまからのご理解とご支援を得るため、各地でシンポジウムやタウンミーティングを開催しました。
(1)12月15日に、日本科学未来館みらいCANホール(東京都江東区)でJAXA宇宙航空技術研究発表会を開催し、395人の方に参加いただきました。
(2)12月16日に、日本学術会議講堂(東京都港区)で第30回宇宙ステーション利用計画ワークショップを開催し、国内外の宇宙関係機関による専門家を中心に152人の方に参加いただきました。このワークショップの様子はインターネットでも生中継されて70,439人の方に視聴いただきました。
(3)12月17日(土)〜18日(日)の間、国立京都国際会館(京都府京都市)で科学・技術フェスタ in 京都2011(内閣府主催)が開催され、野口宇宙飛行士による講演や惑星探査・有人宇宙活動を中心とした展示を行いました。会場では小惑星探査機「はやぶさ」がギネス世界記録に認定されたことを記念する式典が催され(17日)、中川正春文部科学大臣から川口淳一郎元はやぶさプロジェクトマネージャへ記念品が贈呈されました。
(4)12月17日に、別府ビーコンプラザ(大分県別府市)で第70回JAXAタウンミーティング in 別府を開催し、108人の方に参加いただきました。
(5)12月25日に、さいたま市青少年宇宙科学館(埼玉県さいたま市)で第71回JAXAタウンミーティング in さいたま市を開催し、96人の方に参加いただきました。