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H-IIAロケットの概要

H-IIAロケットの概要

H-IIAロケット21号機は、固体ロケットブースタ(SRB-A)が2本装備されている「H2A202」型。フェアリングは4/4D-LC型(4m径)です。
H-IIAロケットの打ち上げは、三菱重工業(MHI)が提供する打ち上げ輸送サービスで実施されます。

H-IIAロケット21号機のミッション

主衛星「しずく」、「KOMPSAT-3」を所定の軌道に投入します。また、打ち上げ能力の余裕を活用して、小型副衛星2基を所定の軌道に投入します。
その後、H-IIAロケットの継続的な改良として取り組んでいる基幹ロケット高度化に役立てるため、軌道上における第2段ロケット推進系の技術データを取得する飛行実験を行います。
この飛行実験では、第2段液体水素タンク外表面の白色塗装による蒸発量低減効果や第2段エンジンの予冷に関する技術データを取得する予定です。

H-IIAロケット 外観図



ロケットの飛行計画

 事象打上後経過時間
(分:秒)
高度
(km)
慣性速度
(km/s)
1 リフトオフ 0:0 0 0.4
2 固体ロケットブースタ燃焼終了* 1:55 51 1.5
3 固体ロケットブースタ分離** 2:5 59 1.5
4 上部衛星フェアリング分離 4:10 148 1.9
5 第1段主エンジン燃焼停止(MECO) 6:36 301 3.6
6 第1段・第2段分離 6:44 313 3.6
7 第2段エンジン始動(SEIG) 6:50 322 3.5
8 第2段エンジン燃焼停止(SECO) 15:26 676 7.5
9 KOMPSAT-3分離 16:16 676 7.5
10 下部衛星フェアリング分離(アダプタ部) 19:21 679 7.5
11 下部衛星フェアリング分離(シリンダ部) 19:26 679 7.5
12 「しずく」分離 23:11 683 7.5
13 小型副衛星(SDS-4)分離 33:20 696 7.5
14 小型副衛星(鳳龍弐号)分離 50:00 692 7.5
※)燃焼室圧最大値の2%時点
※※)スラスト・ストラット切断


ロケットの飛行経路