

小型実証衛星4型「SDS-4」は、相乗り衛星として第一期水循環変動観測衛星「しずく」と一緒にH-IIAロケット21号機で種子島宇宙センターから打ち上げられます。
「SDS」とは
SDSは、機器・部品などの新規技術を事前に宇宙で実証し、成熟度の高い技術を利用衛星や科学衛星に提供することを目的として進める小型実証衛星(SDS:Small Demonstration Satellite)プログラムです。また、若手職員が衛星開発の全工程に携わることで、「若手の育成」という役割も担っています。
「SDS-4」が宇宙で行う4つのミッション
- 船舶は船舶自動識別システム(AIS)によって、船名や針路などの航海情報を陸上の沿岸局にむけてAIS信号を発信していますが、AIS信号を衛星で受信することができれば陸上で受信できないような沖合にいる船舶からの情報も得られるようになります。衛星搭載船舶自動識別実験(SPAISE)をすることにより衛星に搭載するAIS受信システムの機能・性能の確認と、受信データの混信状態の評価を行います。
(画像:衛星AISを組み合わせた宇宙海洋連携の将来構想)
- 衛星機器から熱を逃がす「平板型ヒートパイプ」について、地上試験では確認することができない宇宙空間での内部流体の動作を解明します。
- フランス国立宇宙研究センター(CNES)が開発した熱制御材「THERME」を使って「太陽光吸収率」の軌道上での劣化データを取得します。
- 極めて微小な質量変化を捉えることができるセンサである水晶発振式微小天秤(QCM)の軌道上での作動実績を取得します。
ポスターを貼って「SDS-4」の打ち上げを応援しよう!

「SDS-4」の打ち上げポスターです。お好きなところに貼って一緒に「SDS-4」のミッションを応援しませんか。
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