宇宙航空研究開発機構
機構では、10月25日(土)における「みどりII」の異常発生を受け、これまで、衛星復旧を目指してコマンド送信を継続するとともに、衛星状態の解析を実施し、観測運用の復旧可能性を検討してまいりました。
現在まで衛星との交信ができていないこと、及び衛星状態の解析結果を踏まえ、本日、「みどりII」の観測運用が復旧する見込みは極めて少ないと判断するに至りました。
機構では、今後も原因究明のために、衛星との交信及びその状態把握に努めるとともに、徹底した原因究明を行い、再発防止に全力で取り組んでまいります。
また、「みどりII」の利用者の方々には、これまで約9ヶ月間の観測で蓄積されたデータを提供するなど、その最大限の利用が図られるよう努めてまいります。
更に、地球観測サミットで示された地球環境問題への取り組みの重要性にかんがみ、文部科学省、宇宙開発委員会、関係機関とご相談して、今後の地球観測計画の進め方を検討してまいりたいと考えております。
今回の事態に至り、国民の皆様、「みどりII」に観測機器を搭載している環境省、NASA(米国航空宇宙局)及びCNES(仏国立宇宙研究センター)を始めとする関係者の方々、並びに利用者の皆様に深くお詫び申し上げます。
FGAN: | Forshungsgesellschaft fur Angewandte Naturwissenschaften e.V. |
FHR: | Forschungsinstitut fur Hochfrequenzphysik und Radartechnik |
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