宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構は、平成15年11月29日、種子島宇宙センターから打上げを行った「H-IIAロケット6号機」の固体ロケットブースタ(SRB-A)の探索を実施するため、12月24日(水:予定)に探索船を横須賀より出港させることといたしましたのでお知らせします。
探索に当たっては海洋科学技術センターの協力を得て曳航式深海底調査システム「6000m級ディープ・トウ・カメラシステム」等を借用し、これに当機構が用意した音波探査装置(ソナー)を装備して行います。
平成15年11月29日のH-IIA6号機打上げ失敗については、宇宙開発委員会調査部会において原因究明が進められているところであるが、これまでのところ固体ロケットブースタ(SRB-A)に何らかの異常があったと推定されていることから、回収の可能性を検討するため、海中に落下したSRB-Aの探索を行う。
2.探索方法SRB-Aには着水後から音波を発信するように設計された音響ビーコンが艤装されており(図1)、当機構の用意した音波受信機(ソナー)を装備した深海調査システムを船舶にて曳航して、音波の受信を試みる(図2)。
3.日程天候(海況)等によって変更する可能性があるが、12月24日(予定)に横須賀を出港、5〜6日かけて現地に到着し、探索を実施する予定である。
4.課題宇宙航空研究開発機構 広報部
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