宇宙航空研究開発機構
本日開催された宇宙開発委員会調査部会において、下記のとおり報告をいたしました。
一部探査機器の修理のため、一時那覇港に寄港していたが、修理が完了したため、1月12日(月)那覇港を出港、1月16日(金)より探索を再開した。
1月7日(水)までの探索により、2ヶ所の海域(南側及び北側)からH-IIAロケット6号機本体及び固体ロケットブースタに装備していた音響ビーコンからと思われる音波を確認。そのうち、南側の海域に固体ロケットブースタが水没していると推定したが、位置の特定には至らなかった。 そのため、南側の海域について16日(金)から音波受信機を用いた探索を再度実施し、音響ビーコンと思われる音源の範囲の絞込みを実施。また、17日(土)からはテレビカメラシステムを併用して海底の探索を実施した。その後、音波受信機に浸水が認められたため、音波受信機を修理。 これまでの探索の結果、1月17日(土)、固体ロケットブースタの一部と思われる物体を確認した。(図)
固体ロケットブースタのノズル探索に向け、引き続きテレビカメラシステム及び音波受信機による探索作業を継続する。
宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910