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第7回「宇宙環境利用に関する地上研究」の公募について

平成16年2月4日

宇宙航空研究開発機構

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、国際宇宙ステーション(ISS)/きぼう(JEM)における有望な宇宙実験テーマの発掘、創出を目指し、宇宙環境利用、微小重力利用の有効性、有意義性を秘めた地上研究を発掘することを目的として、下記のとおり、国内の大学・研究機関・企業の研究者の方々を対象に、第7回「宇宙環境利用に関する地上研究」の公募を実施いたします。


(1)募集締め切り : 平成16年4月13日(火)
(2)提案書類の送付先 : (財)日本宇宙フォーラム 公募研究推進部
(3)選定結果発表 : 7月末を予定
(4)募集概要 : 下記参照

*募集の詳細につきましては、(財)日本宇宙フォーラムのHPをご覧ください。
URL:http://www4.jsforum.or.jp/

問い合わせ先窓口:
(財)日本宇宙フォーラム公募研究推進部 TEL 03-3459-1653



今回は、今までの研究テーマを募集し研究プロジェクト自体を支援する制度に加えて、微小重力実験を必要とする既存の、もしくは、別途計画されている研究プロジェクトに対して、落下施設や航空機実験の利用機会を提供する支援制度を始めました。以下に概要説明をいたします。

第7回「宇宙環境利用に関する地上研究」の公募概要

  1. 「きぼう」利用重点課題研究:

    JEM利用初期段階の実験テーマ候補となる研究提案発掘を目的とし、日本が提供する既存実験装置の利用を前提とする地上研究を募集する。本研究終了後はフライトテーマ募集へ応募することを目標とする。

    研究期間 最大3年度
    研究費 最大3000万円/年度
    研究分野 ・日本の実験装置の利用を前提とする「物理学・化学系分野」
    ・日本の実験装置の利用を前提とする「生命科学系分野」

  2. 次期宇宙利用研究:

    JEM利用初期・中期段階の実験テーマ候補となる研究提案発掘を目的とし、日本が提供する既存実験装置のほか、海外の実験装置、次世代の実験装置(実験インフラ)の利用を想定した地上研究を募集する。

    研究期間 最大3年度
    研究費 最大1500万円/年度
    研究分野 ・「物理学・化学系分野」
    ・「生命科学系分野」

  3. 宇宙利用先駆(さきがけ)研究:

    JEM利用中期以降の実験テーマ候補となるもので、JEM利用概念の拡大につながるアイデアレベルの研究提案を募集する。

    研究期間 最大2年度
    研究費 最大300万円/年度
    研究分野 ・「物理学・化学系分野」
    ・「生命科学系分野」

  4. 落下施設・航空機利用研究:

    落下施設・航空機を利用した短時間微小重力実験を必要とする既存の、もしくは別途計画されている研究プロジェクトに対して、利用機会を提供する。

    研究期間 1〜2年度
    研究費 落下施設及び航空機利用機会、実験実施に係る旅費
    研究分野 ・「物理学・化学系分野」
    ・「生命科学系分野」
    ・「宇宙利用技術開発分野」


宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910