宇宙航空研究開発機構
環境省
国立環境研究所
環境省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び国立環境研究所が共同で開発・利用を進めている温室効果ガス観測センサとその搭載衛星(GOSAT:温室効果ガス観測技術衛星)に関するシンポジウムを、4月21日(水)に開催いたします。本シンポジウムは、海外の研究者を招聘し、地球温暖化問題、GOSATによる将来計画と現状、宇宙からの二酸化炭素観測の有効性とその利用方法等について議論を行い、GOSATのより効果的な利用を目指すものです。
本シンポジウムは、ニューハンプシャー大学教授 ベリアン・ムーア三世教授(元地球圏-生物圏国際共同研究計画(IGBP)科学委員会委員長、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)3次報告書主執筆者)と東京大学 安岡 善文 教授に、地球温暖化問題、二酸化炭素観測の必要性、GOSAT計画の現状などについてご講演いただきます。また、国内外の有識者による幅広い観点からのパネルディスカッションを行い、宇宙からの二酸化炭素観測について御討論いただき、GOSATのより効果的な利用を目指すものです。
○ 温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)は、温室効果ガス観測センサを搭載し、主に二酸化炭素の観測を行う計画であり、定常観測を主体とする衛星としては、世界初となるものです。
○ GOSATは、2007年度の打上げを目標として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を行う衛星であり、環境省がJAXAと共同で開発する温室効果ガス観測センサを搭載する予定です。さらに取得されたデータの解析については、国立環境研究所及びJAXAが協力して行う予定です。
○ 本センサの運用により期待される成果は、以下のとおりです。
主催:環境省、宇宙航空研究開発機構、国立環境研究所
後援:文部科学省
以下の3種類の参加申し込みを受け付けています。
主催者挨拶 | 13:30−13:40 | |
小島 敏郎 (環境省 地球環境局長) 山之内 秀一郎 (宇宙航空研究開発機構 理事長) |
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招待講演 | ||
仮題「温暖化と炭素循環」 | 13:40−14:25 | |
Berrien Moore III (ニューハンプシャー大学教授, 元IGBP科学 委員会委員長、IPCC3次報告書主執筆者) |
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「温室効果ガス観測技術衛星GOSATの目指すもの」 | 14:25 −14:40 | |
安岡善文 (東京大学教授 GOSATチーフサイエンティスト) |
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休憩 | 14:40−15:00 | |
パネルディスカッション 司会 下田 陽久(東海大学教授) | 15:00−16:20 | |
テーマ「宇宙からの二酸化炭素観測で、何がわかるか」 | ||
パネラー D. Crisp (NASAジェット推進研究所, OCO(Orbital Carbon Observatory)代表研究者) Berrien Moore III (ニューハンプシャー大学) 安岡善文(東京大学教授、GOSATチーフサイエンティスト) 飯島 希(日本気象協会) 高木靱生(日経サイエンス 代表取締役社長) 西岡秀三(国立環境研究所 理事) 古濱洋治(宇宙航空研究開発機構 理事) |
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閉会の挨拶 | 16:20−16:30 | |
(未定) (文部科学省) 合志 陽一 (国立環境研究所 理事長) |
宇宙航空研究開発機構 広報部
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