宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球環境保全が人類共通の課題と考え、持続可能な発展を目指すことを精神として、能力に応じた負担と社会貢献をする立場の組織であるとの認識に立ち、環境管理に向けた積極的な取り組みとして、環境マネジメントシステム(ISO14001)を各事業所で推進しております。
このたび筑波宇宙センター(茨城県つくば市)が平成16年3月18日付けでJAB(日本適合性認定協会)、平成16年4月5日付けでUKAS(英国認定機関)による第三者認証を取得し、同認証書を4月8日に受領いたしましたのでお知らせします。
なお、JAXAのISO14001の第三者認証取得は、地球観測センター(埼玉県比企郡鳩山町)、沖縄宇宙通信所(沖縄県国頭郡恩納村)、角田ロケット開発センター(宮城県角田市)、勝浦宇宙通信所(千葉県勝浦市)、種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)に次いで6番目です。
環境方針
宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センターは筑波研究学園都市の一画にあり、 筑波山を望む豊かな自然に恵まれた事業所です。
当センターは昭和47年に、旧宇宙開発事業団の一事業所として、ロケットや人工衛星のような宇宙機に関連する研究開発、試験及び追跡管制等を行う事業所として開設され、宇宙飛行士の養成までも含む広く日本の宇宙開発の一翼を担って参りました。
そして、この度、宇宙航空研究開発機構(JAXA)として、私どもはさまざまな地球環境問題を再認識すると共に、地球環境保全と持続的発展が可能な社会の維持に貢献するため、周辺地域及び地球環境に悪影響を与える事項を継続的に低減、又は削減するための改善活動を継続し推進していくこととしました。
よってここに、当センターの【環境方針】を定め、宇宙機関連の研究・開発・試験・運用業務等全ての業務の遂行により自然環境が汚染されないよう予防し、資源の有効利用に努めることを表明致します。
特に周辺環境を汚染しないよう「関連する環境の法規制及び、当センターが同意するその他の要求事項の遵守」、「汚染の予防」を行います。
以上の方針により、当センターは環境管理システムを構築し、次の事項を最重要ととらえ継続して低減、又は削減する等の改善に努めていきます。
地球環境への取り組み
☆重点的取り組み事項
<地球温暖化、大気汚染防止>
・ 電気、ガス、灯油、重油の適正使用をはじめとした、地球温暖化、大気汚染防止に努めます。
<天然資源枯渇防止>
・ 水、紙の適正使用をはじめとした、天然資源枯渇防止に努めます。
<廃棄物の排出削減>
・ 一般廃棄物、産業廃棄物の適正管理、排出の削減に努めます。
<化学物質による汚染防止>
・ 化学物質の適正管理、使用の削減に努めます。
☆環境管理システムの運用
当センターは、環境管理への具体的な取り組みのため、「環境目的・目標」を設定し、環境管理プログラムを策定し維持します。また、環境管理システムについては内部監査等により定期的に評価し、見直しを図るなど継続的改善を図っていきます。
プログラムの実施、運用にあたっては、構成員に対して、日常の業務及び教育、訓練等を通して周知します。
なお、この環境方針は当センター内に掲示して、構成員並びに当センターを訪れる一般の方々に周知すると共に、お求めによりいつでも提供します。
宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910