プレスリリース

プリント

向井宇宙飛行士の国際宇宙大学派遣について

平成16年4月16日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙大学(International Space University:ISU)との間で向井千秋宇宙飛行士を2004年9月から3年間、客員教授として派遣することに関する合意文書を取り交わしたことをお知らせ致します。


 ISUは宇宙関連分野で活躍する人材を育成するために、1987年に設立された国際的な高等教育機関です。フランス ストラスブールにキャンパスがあり、1年間の修士コース及び9週間の夏期セミナーを行っています。


 向井宇宙飛行士は、ISUの修士コースの客員教授として、宇宙飛行士・副ミッションサイエンティスト・医師としてのバックグラウンドを生かして、ライフサイエンスに関する講義および、国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙医学研究ならびに健康管理への貢献を目指した研究を行う予定です。


 今回の派遣により向井宇宙飛行士は、ISUでの教育活動を通しての将来の宇宙活動を担う人材を育成、宇宙環境利用コミュニティの拡大、宇宙医学研究を通して、ISSに長期間滞在する宇宙飛行士への健康管理の高度化にも貢献することになります。


 なお、宇宙医学研究および健康管理への貢献を目指した研究については、様々な欧州の宇宙関連機関と協力し実施する予定です。



参考URL:

向井千秋プロフィール

国際宇宙大学(International Space University:ISU)



宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910