環境省
宇宙航空研究開発機構
国立環境研究所
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
(1)日程: | 平成16年4月21日(水) 13:30-16:30 |
(2)場所: | 一橋記念講堂(学術総合センター内) |
(3)主催: | 環境省、宇宙航空研究開発機構、国立環境研究所 |
(4)後援: | 文部科学省 |
(5)参加者: | 約350名(真鍋 賢二参議院議員、関係省庁24名、宇宙開発関連企業等114名、大学・研究機関等76名、環境関連団体・企業41名、大使館等5名、報道出版6名、その他約90名)の参加があった。 |
(6)プログラム: | PDFファイル(8.2MB) |
ニューハンプシャー大学のベリアン・ムーア三世教授(元地球圏-生物圏国際共同研究計画(IGBP)科学委員会委員長、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)3次報告書主執筆者)により「地球温暖化と炭素循環」というテーマで講演が行われた。衛星による観測データを用いると、現在の地上観測データのみを用いている場合に比較して、二酸化炭素吸収排出量の推定誤差が一桁以上改善されるとの説明があり、GOSATやJPLのOCO ( Orbital Carbon Observatory) は非常に注目すべきプロジェクトであると紹介がなされた。
GOSATのチーフサイエンティストである東京大学の安岡教授からGOSATの意義・目的、京都議定書との関係が紹介され、GOSATの観測方式、最終的なアウトプット(二酸化炭素の吸収排出量の全球分布)について説明がなされた。
東海大学の下田教授の司会により、招待講演者のムーア教授、安岡教授、JPL OCOの代表研究者であるクリスプ博士、日経サイエンス高木社長、日本気象協会 飯島氏、環境研 西岡理事、宇宙研究開発機構 片木執行役の7名のパネラーにより討議が行なわれた。主な討議内容は以下のとおり。
参加者の半数強の回答があり、約9割が興味を持ったという回答であった。会場、内容ともに満足したという回答が多数で、継続したシンポジウムの開催を望む声が多かった。今後のシンポジウムに対する要望としては、政策的な視点をより充実して欲しいとの意見があった。
宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910