プレスリリース

プリント

JAXAタウンミーティングの開催について

平成16年7月30日

宇宙航空研究開発機構

 JAXAタウンミーティングを下記のとおり群馬県前橋市で実施いたします。今回は、群馬県主催の宇宙イベント「宇宙飛行士と語ろうinぐんま」の一環として開催されます。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、本年度より、市民参加による宇宙に関する対話集会「JAXAタウンミーティング」を開催しています。JAXAタウンミーティングは、広く市民に宇宙活動について知ってもらう意見交換の集会として、国内各地で順次開催する予定で、前回は5月29日に宮崎県都城市で開催いたしました。実施についてはJAXAと地方自治体等が共催で行います。

名 称: JAXAタウンミーティング
主 催: 宇宙航空研究開発機構、群馬県、群馬県教育委員会
日 時: 平成16年9月19日(日)
午後2時00分〜午後4時30分
会 場: 前橋テルサ(群馬県前橋市千代田町2丁目5-1)
内 容: 下記のテーマによる意見交換会を行います。
テーマ1「なぜ人類は宇宙を目指すのか」
テーマ2「日本が宇宙開発において貢献できることは何か」
登壇者: 土井隆雄(JAXA宇宙飛行士)
的川泰宣(JAXA広報統括執行役)
 

 

プログラム :

14:00〜14:10 開会、登壇者の紹介
14:10〜15:05 テーマ1「なぜ人類は宇宙を目指すのか」
登壇者による問題提起プレゼンテーション
会場からの発言/意見交換
15:05〜15:15 休憩
15:15〜16:10 テーマ2「日本が宇宙開発において貢献できることは何か」
登壇者による問題提起プレゼンテーション
会場からの発言/意見交換
16:10〜16:20  まとめ、閉会


参加方法 :

  • 往復はがきで応募ください。返信はがきに住所、氏名を、また往信はがきには「9/19タウンミーティング希望」と参加希望する方の氏名(2名まで)を記入の上、「群馬県新政策課タウンミーティング係」まで郵送してください。応募者多数の場合は抽選を行い、結果を返信はがきでお知らせします(9月上旬予定)。
  • 車いすの方、手話が必要な方は、「往信はがきうら」に該当する方のお名前のあとにその旨をお書き添えください。
  • 申し込み締め切り 平成16年8月20(金)必着
  • 送付先 〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
    群馬県新政策課 タウンミーティング係


※ 返信はがきのおもてにも郵便番号、住所、氏名を忘れずに記入してください

※ JAXAタウンミーティングは、群馬県が主催する宇宙イベント「宇宙飛行士と語ろう in ぐんま」の一環として開催されます。詳細については添付3をご参照ください。JAXAタウンミーティングの参加者は、9月19日(日)12:45〜13:50に前橋テルサで実施される「高校生NASA研修報告会」にも参加できます。

問い合わせ先 :
■ 今回のJAXAタウンミーティングへの参加・応募については下記にお問い合わせください。
 群馬県新政策課 科学技術振興室
 TEL:027-226-2326または027-226-2320(担当:金谷、上石)

■ JAXAタウンミーティングに関する一般的なお問い合わせや、今後のタウンミーティング実施のご相談等は、下記にお問い合わせください。
 宇宙航空研究開発機構 広報部
 TEL:03-3438-6111(担当:中川、寺薗)
 FAX:03-5402-6513



土井 隆雄(どいたかお)
宇宙航空研究開発機構 宇宙飛行士


1954年、東京都生まれ

1978年、東京大学工学部航空学科卒

1983年11月、同大学大学院博士課程修了

1985年3月、文部省宇宙科学研究所研究生修了

1985年5月〜10月、NASAルイス研究センター研究員として研究に従事。

1985年8月に、NASDA(現JAXA)より第1次材料実験「ふわっと '92」米国航空宇宙局(NASA)ミッション名「スペースラブ-J」)のペイロードスペシャリスト(PS:搭乗科学技術者)として毛利衛、向井千秋とともに選定される。同年11月、NASDA(現JAXA)に入社。

1987年5月〜1988年12月、米国コロラド大学ボルダー校大気理論及び解析センターにて微小重力流体科学の研究に従事する。

1990年4月、「第1次材料実験ふわっと '92」のバックアップ搭乗科学技術者(PS)に任命され、主にNASA施設で訓練に従事する。

1992年9月12日〜20日に実施された「ふわっと '92」のバックアップPSとしてNASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)で地上支援を実施した。

1994年7月8日〜23日に実施された第2次国際微小重力実験室(IML-2)ミッションにおいては、「自然対流と拡散に対する重力加速度ゆらぎ(gジッタ)の影響」実験の共同研究者としてMSFCから地上支援を実施した。

NASA '95年MS基礎訓練コースに参加、1996年5月にも同コースを修了し、NASDA(現JAXA)及びNASAからMSとして認定された。その後引き続き宇宙飛行士としての資質維持向上のためのNASA MS訓練に参加。 1997年11月19日〜12月5日、スペースシャトルミッションSTS-87に搭乗し、16日間のミッション中に国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てに用いる機器や作業手順の検証試験に加え、予定外の衛星のマニュアル回収を行うために、日本人宇宙飛行士としてはじめての船外活動を行った。


的川 泰宣(まとがわやすのり)
宇宙航空研究開発機構 広報統括執行役


1942年、広島県呉市生まれ

1965年、東京大学工学部宇宙工学コース卒業

1970年、東京大学大学院博士課程修了東京大学宇宙航空研究所を経て、文部科学省宇宙科学研究所/対外協力・連携推進室長、鹿児島宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡内之浦町)所長を務める。

2003年10月1日より宇宙航空研究開発機構/広報統括執行役。同機構/宇宙科学研究本部/対外協力室長・教授を兼務。東京大学軟式テニス部監督。横浜こども科学館理事。

専門分野:システム工学・軌道工学

主な著書:
ハレー彗星の科学(新潮文庫)
人工の星・宇宙の実験室(岩崎書店)
軟式テニス上達の科学(同文書院)
宇宙へのはるかな旅(大月書店)
星の王子さま宇宙を行く(同文書院)
大人のための本当の宇宙の話(PHP出版)
飛び出せ宇宙へ(岩波ジュニア新書)
1993年サンケイ児童出版文化賞受賞超なるほど「宇宙」の謎学(にちぶん文庫)
宇宙にいちばん近い町(春苑堂出版)
ロケットの昨日・今日・明日(裳華房)
宇宙は謎がいっぱい(PHP文庫)
宇宙なぜなぜ質問箱(大蔵省印刷局)
宇宙の謎を楽しむ本(PHP文庫)
宇宙科学の愉快な世界(成美堂出版)
宇宙で暮らす時代のための69の基礎知識(大和書房)
宇宙に取り憑かれた男たち(講談社α新書)
月をめざした二人の科学者(中公新書)
「宇宙の謎」まるわかり(PHP文庫)
トコトンやさしい宇宙ロケットの本 (日刊工業新聞社)
宇宙の謎がみるみるわかる本 (PHP研究所)


宇宙飛行士と語ろう in ぐんま
「宇宙飛行士の子ども天体教室」、
「高校生NASA研修報告会」、
「JAXAタウンミーティング」
                 開催要領

1 目 的

 宇宙飛行士等との対話や高校生のNASAでの研修報告により、宇宙や宇宙開発及びこれらを題材とした県の教育の取り組みについて子どもから大人まで幅広く県民に周知するとともに、これらの取り組みの理解を深めます。
 「JAXAタウンミーティング」では、広く人々に宇宙活動について知ってもらう意見交換の集会を行います。

2 開催日時、場所及び内容
 ○ 平成16年9月18日(土)
「宇宙飛行士の子ども天体教室」
・主 催  群馬県、群馬県教育委員会 
・後 援  宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・時 間 17:00〜20:00 (16:30受付開始)
・場 所 県立ぐんま天文台 映像ホール (2階)
〒377-0702 吾妻郡高山村中山6860-86
TEL:0279-70-5300
・対 象 子ども(小学校3年生から中学生) 50名
・内 容 土井隆雄(JAXA宇宙飛行士)による天体教室
・その他 夕食は用意しませんので御持参ください。
保護者(付き添い者)1名までは会場(映像ホール)に入れます。 その他の方は会場外でお待ちいただきます。

○ 平成16年9月19日(日)
(第1部)「高校生NASA研修報告会」
・主 催 群馬県、群馬県教育委員会
・後 援  宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・時 間 12:45〜13:50 (12:00開場)
・場 所 前橋テルサ ホール(2階)
〒371-0022 前橋市千代田町二丁目5-1
TEL:027-231-3211
・対 象 一般(高校生以上) 250名
・内 容 高校生によるスーパーサイエンスハイスクール*NASA研修の報告。
(第2部)「JAXAタウンミーティング」
・主 催  群馬県、群馬県教育委員会、宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・時 間  14:00〜16:30
・場 所 前橋テルサ ホール(2階)
〒371-0022 前橋市千代田町二丁目5-1
TEL:027-231-3211
・対 象 一般(高校生以上) 250名
・内 容 「なぜ人類は宇宙を目指すのか」、「日本が宇宙開発において貢献できることは何か」をテーマにした一般市民とJAXAとの意見交換会。
登壇者は土井隆雄(JAXA宇宙飛行士)、的川泰宣(JAXA広報統括執行役)。


※ スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは、科学技術、理科・数学教育を重点的に行う 学校を指定し、カリキュラムの開発や大学、研究機関との効果的な連携方策についての研究を推 進し、科学の理解力を高め、将来、科学技術系で活躍できる人材を育成に資することを目的とし ています。
  なお、群馬県内では県立高崎高校(14年度〜)及び高崎女子高校(15年度〜)が指定され ており、今年8月、120余名の高校生がNASA(アメリカ航空宇宙局)へ研修に行きます。

3 問い合わせ先
   群馬県新政策課 科学技術振興室
   TEL:027-226-2326 または 2320
   FAX:027-223-4371


宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910