宇宙航空研究開発機構
平成16年11月4日16時17分(日本時間)、米国航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星アクア(Aqua)(注1)に搭載されているJAXAの観測センサ「改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)(注2)」の観測データの一部に欠損(データが0になっている状態)のあることが見つかりました。この現象を解析した結果、同日15時02分以降、6つの観測チャンネルのうちの1つのチャンネル(89GHz帯)において、観測領域の確保のため同時に運用しているAとBの2つの受信機のうち、Aからの観測データ出力に欠損が続いていることが判明しました(添付資料参照)。
この状況を踏まえ、現在JAXAはNASAと協力して、原因究明および冗長系への切り替え等の回復に向けた対策を進めています。
なお、その他の周波数帯の受信機および衛星の状態は正常です。
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