プレスリリース

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JAXA「宇宙教育センター」の設立について

平成17年5月18日

宇宙航空研究開発機構

本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。


1) 設立趣旨
宇宙探究、宇宙開発から得られた知識や技術を基に、小・中・高校の授業支援、教員支援を活動の核に据えて「幅広い見識を身につけた心豊かな青少年の育成」を目指す。

2) 設立日時
平成17年5月1日

3) 開所日時
平成17年5月19日

4) 設置場所
相模原キャンパス

5) 組織
センター長/的川泰宣JAXA執行役
スタッフ/9名(併任10名程度)

6) 17年度の具体的活動
     (1) 教育現場からの要請を受け、学校および教育委員会、さまざまな分野の研究機関等と連携することにより、小・中・高校教育における最適な教育プログラムの創出・実践を支援する活動。
  • 文部科学省が推進するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)、サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)指定校の支援(10数校)。計画作成支援から実際の授業支援を、学校側との緊密な打合せを基に進めていきます。
  • 総合学習授業等の授業支援(10数校)。短期、長期を問わず、授業プログラムの作成から実際の授業まで、学校および担当される教師のスキルに合わせた支援を行います。
  • 教員および青少年育成リーダーの研修(約600名)。各地の教育委員会や青少年育成団体等との連携において、教員やリーダーの研修を支援します。
    (2)小・中・高校生を対象として、独自に開発した教育プログラムを実践する活動。
  • コズミックカレッジを中心とした公募型教育活動を、独自の教育プログラムによって全国10数ヶ所、約1300名の小・中・高校生を対象として実践します。
    (3)教材や教育プログラム等、教育現場に必要な情報を提供する活動。
  • 教育センターホームページを通じて、教育プログラムや宇宙・航空に関する教育素材(画像等)の提供、また印刷物やビデオ、CD-ROM等による各種の情報提供を行います。
    (4)大学生による宇宙航空に係る知識習得活動の支援。
  • 国際宇宙会議(IAC)への派遣(約100名)や国際宇宙大学夏季セミナーへの派遣(4名)等の教育機会の提供と、学生によるミニ衛星の打ち上げ等、学生や学生団体による様々な知識習得活動への支援を行います。
    (5)活動の充実化に向けた諸研究機関との連携を推進。
  • 支援分野および支援知識の充実に向けて各国の宇宙機関・国際機関や国内外の諸研究機関、民間企業との活動連携を進め、様々な分野の知識を提供できる環境を構築します。

7) 連絡先
〒229-8510
神奈川県相模原市由野台3-1-1
Tel:042-759-8585
ホームページ/http://edu.jaxa.jp


≪添付資料:「宇宙教育センター」について PDF:168KB≫



宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910