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「すざく」の運用状況について

平成17年7月12日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構が平成17年7月10日12時30分(日本標準時、以下同じ)に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた第23号科学衛星「すざく」(ASTRO-EII)は、現在順調に運用されており、衛星の状況は正常です。

 打上げ後の衛星の状態を評価した結果、一層確実な運用を行うため、当初予定していたイベントの順序を変更し、打上げ翌日までに、スピンダウン、太陽電池パドル展開、3軸姿勢制御モード確立までを、順次、正常に完了しました。なお、太陽電池パドルからは十分な発生電力が得られております。

 本日、12時30分から約4分かけて、X線望遠鏡伸展を実施しました。伸展はすべて正常に行われ、所定の距離を伸展し、伸展状態で固定されたことが確認されました。 明日以降、近地点高度を現在の約300Kmから約560Kmまで上げて略円軌道に移行させる「ペリジーアップマヌーバー」を約2週間かけて実施する予定です。

 なお、観測開始は、初期運用等を経て、8月中旬頃を予定しています。



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