平成17年10月15日(土)、北九州市スペースワールドにおいて、「宇宙の日」記念行事として「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2005を開催します。
このフェスティバルでは、
- 宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士が出演する「スペーストークショー」
- 宇宙飛行に必要な訓練を体験するミニスペースキャンプ
- 宇宙や科学の不思議がわかる楽しい実験や工作
など宇宙に関する様々なイベントを実施する予定です。
つきましては、
についてお知らせいたします。(北九州市においても同時発表)
なお、このイベントは、今年10月に北九州市において開催される
- 「第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップ」 (10月14日〜15日:参考資料1)
- 「第12回アジア太平洋地域宇宙機関会議」 (10月11日〜13日:参考資料2)
及び福岡市において開催される
- 「第56回国際宇宙会議福岡大会」 (10月16日〜21日:参考資料3)
に関連して開催されるものです。
(参考)
「宇宙の日」
1992年9月12日、毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで宇宙へ飛び立ちました。この年は国際宇宙年(ISY)で、世界中が協力して宇宙のことを考え、地球環境について考えた年でもありました。日本でも、この国際宇宙年をきっかけに末永く宇宙の普及活動を行おうと考え、一般の方々から「宇宙の日」を公募しました。その結果、毛利衛宇宙飛行士の飛び立った日が選ばれ、以後、9月12日は「宇宙の日」として定着しました。ちなみに92年の読み方と9月12日の読み方は同じ九十二で、日本語の語呂合わせにもなっています。
「宇宙の日」記念行事
1992年の「国際宇宙年」の趣旨である、「一般の人々の宇宙開発に対する理解を深める」ための広報普及活動の一環として、また、「この活動を1992年の国際宇宙年の期間中のみならず今後とも継続して行う」という趣旨で、「宇宙の日」を中心とする期間、各地でさまざまな行事が開催されています。
「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2005は、文部科学省、自然科学研究機構国立天文台、宇宙航空研究開発機構、日本科学未来館、(財)日本宇宙フォーラム、(財)日本宇宙少年団及び北九州市の主催により実施されるものです。
別紙1
「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2005開催概要
1. 目的
毎年9月12日の「宇宙の日」の記念行事として、青少年を対象に、宇宙をもっと身近に感じてもらい、宇宙開発に対する理解を深めることを目的として開催する。
2. 主催・協力
(1)主催: |
文部科学省、自然科学研究機構国立天文台、宇宙航空研究開発機構、日本科学未来館、(財)日本宇宙フォーラム、(財)日本宇宙少年団、北九州市 |
(2)協力: |
スペースワールド、北九州市立児童文化科学館 |
3. 開催内容
(1)日時: |
平成17年10月15日(土) 10:00〜17:00 |
(2)場所: |
スペースワールド(北九州市八幡東区) |
(3)参加者: |
小・中学生を中心に約1,000名 |
(4)参加費: |
無料
([1]スペーストークショー及び[2]ミニスペースキャンプの参加者は保護者も含めスペースワールド入園も無料) |
(5)プログラム: |
[1]スペーストークショー(参加者を事前に募集する。募集要項は別紙参照) 出演:若田光一宇宙飛行士 |
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時間: 13:30〜15:30
場所: ギャラクシーシアター
募集人員: 小・中学生とその保護者 500名
内容:
・北九州市「宇宙の日」小・中学生作文絵画コンテスト表彰式
・宇宙での生活等について宇宙飛行士講演
・小惑星命名コーナー
・宇宙飛行士への質問
・宇宙クイズ(宇宙飛行士から出題する)
・IMAXシアター「スペース・ステーション」鑑賞
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[2]ミニスペースキャンプ(参加者を事前に募集する。募集要項は別紙参照) |
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時間: 午前・小学生の部(10:00〜12:00) 午後・中学生の部(14:00〜16:00)
場所: スペースキャンプ、宇宙博物館
募集人員: 小学校4年生〜6年生・中学生 各120名、計240名
内容:米国航空宇宙局NASAの宇宙飛行士養成に使用したものと同様の訓練機器を使用し、月面のように地球の約6分の1という小さな重力での動作や、宇宙空間のように無重力での動作を模擬体験するとともに、宇宙博物館では宇宙開発の歴史を学びます。
(参考)
ムーンウォーカー:天井からワイヤーで吊り下げることにより、月面と同様、地球上の6分の1の重力下での動作を模擬体験できる訓練機器。
5DF:宇宙空間と同様、自由な方向に移動したり、回転したりすることが可能であり、無重力で船外活動がどのような状態であるかを模擬体験できる訓練機器。 |
[3]宇宙体験広場 |
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時間: 10:00〜17:00
場所: レストラン・アバジュール2階
対象: スペースワールド来場者
内容: 各種工作教室・実験教室、宇宙服着用・撮影、展示コーナー 他 |
[4]宇宙クイズ大会 他 |
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場所: イベントスクエア
対象: スペースワールド来場者 |
【企画・運営等に関する問い合わせ先】
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル7階
(財)日本宇宙フォーラム内 「宇宙の日」事務局
TEL:03-5200-1301FAX:03-5200-1420
別紙2
「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2005参加者募集要項
1. 募集人員:
[1] |
スペーストークショー(場所:ギャラクシーシアター)
小・中学生とその保護者 計500名 |
[2] |
ミニスペースキャンプ(場所:スペースキャンプ、宇宙博物館)
午前の部10:00〜12:00 小学校4年生〜6年生 120名
午後の部14:00〜16:00 中学生 120名 |
2. 参加費: [1]、[2]とも参加費無料(保護者も含めスペースワールド入園も無料)
3. 申込方法:
(1) |
往復はがき(1枚につき4名まで、うち保護者2名まで)にて申込受付 |
(2) |
記載事項
・上記[1]・[2]のいずれかの希望コース
・保護者の住所・氏名・電話番号
・同伴の小・中学生の氏名、学年(小学○年生)
・[1]を希望の方は、まだ名前のない小惑星につける日本語の名前を1つ考えてください。当日会場で小惑星の命名を行います。 i.小惑星の名前とふりがな ii.考えた理由 iii.考えた人の名前 を書いてください |
以上を明記の上、下記へお申込下さい。 |
4. 申込期限: 9月12日(月)必着
5. その他
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※[1]・[2]とも保護者の同伴が必要です。
※[1]・[2]両方への申込はできません。
※[2]ミニスペースキャンプの訓練機器体験には身長120cm以上・体重100kg以下の制限があります。
※参加された小・中学生には記念品があります。
※応募多数の場合は抽選とさせて頂きます。
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申し込み先及びお問合せ先
〒803-8501北九州市小倉北区城内1-1
北九州市経済文化局国際交流課「ふれあいフェスティバル」係
TEL:093-582-2162
参考資料1
第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップの開催について
1. 国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップの概要
毎年開催される国際宇宙会議(IAC)にあわせて、世界各国・各機関の宇宙関係者が一同に集う機会を捉えて、国際連合とIACの事務局である国際宇宙連盟(IAF)の主催により開催。主に、発展途上国に対する宇宙技術の普及を目的として実施しているもので、今回が15回目(日本での開催は初めて)。
2. 第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップ北九州大会の開催概要
(1) |
主催者等
主催者:国際連合、国際宇宙連盟(IAF)
共催者:文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、北九州市 |
(2) |
日程・場所
平成17年10月14日(金)〜15日(土)、北九州国際会議場 |
(3) |
参加者
文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など国内の宇宙開発関係者並びにESA、英、米、加、UNESCO及び発展途上国約40カ国の宇宙開発関係者約70人 |
(4) |
テーマ・内容
テーマ: |
「Space Education and Capacity Building for Sustainable Development」
(持続的な開発のための宇宙教育と能力向上) |
内 容: |
分科会1 |
小中高生のための宇宙教育の奨励 |
分科会2 |
将来の宇宙活動に向けての宇宙科学・技術者の教育・訓練 |
分科会3 |
宇宙活動の一般への普及と宇宙活動に対する支持の向上 |
分科会4 |
宇宙教育・能力開発向上に向けての全世界・地域レベルでの活動を支援する国際的枠組みの強化 |
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(5) |
プログラム構成
10月13日 |
午後: |
テクニカル・ツアー(北九州エコタウン他) |
14日 |
午前: |
開会式(開会挨拶)、全体会合(基調講演:宇宙教育センター長・的川泰宣他)、分科会1 |
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午後: |
分科会2 |
15日 |
午前: |
分科会3、分科会4 |
|
午後: |
全体会合(分科会別勧告報告)、閉会式(閉会挨拶) |
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(6) |
その他
使用言語は英語 |
<本件に関するお問い合わせ先>
文部科学省研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付 TEL03-6734-4151
宇宙航空研究開発機構国際部国際課 TEL03-6266-6249
参考資料2
第12回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)の開催について
1. アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の概要
APRSAFは、1992年に開催されたアジア太平洋国際宇宙年会議の閉会宣言における日本からの開催提案を契機に、1993年より、現在の文部科学省及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共催により毎年開催。
アジア太平洋地域における宇宙利用の促進を目的として、各国宇宙関係機関及び政府関係者の参加を得て、各国の活動報告、将来計画に関する情報交換、並びに具体的な協力活動の構築に向けた議論を行っている。
過去4回は、アジア太平洋諸国の宇宙機関との共催により海外で開催したが、今回は、5年ぶりの日本開催となる。
なお、同会議のプログラムの一環として、日本・アジア太平洋地域の青少年を対象とした宇宙関連事業の普及・啓発を目的に、国際水ロケット大会が開催される。
概要は別紙。
2. 第12回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)の開催概要
(1) |
日程・場所
平成17年10月11日(火)〜13日(木)、北九州国際会議場 |
(2) |
参加者
国内: |
宇宙開発委員会・松尾弘毅委員長代理(総合議長)、文部科学省・森口研究開発局長、宇宙航空研究開発機構・立川理事長他 |
アジア太平洋諸国: |
宇宙関係機関長をはじめ政府関係者、防災機関等の利用機関、産業界等、約20カ国から、約80名参加予定。 |
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(3) |
テーマ・内容
テーマ: |
「Maximizing Space Benefits for the Society」
(宇宙からの恩恵のさらなる社会への還元を目指して) |
内 容: |
・宇宙技術を利用した災害管理・低減への貢献
・宇宙を題材にした教育による青少年啓蒙普及 等 |
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(4) |
プログラム構成
10月11日 |
午前〜午後前半: |
全体会合(歓迎挨拶、各国代表スピーチ) |
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午後後半: |
分科会(地球観測、通信衛星応用、教育普及、ISS利用の4分科会を開催) |
12日 |
終日: |
分科会 |
13日 |
午前: |
全体会合(各分科会からの報告、勧告等のとりまとめ) |
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午後: |
テクニカル・ツアー(北九州エコタウン他) |
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(5) |
その他
使用言語は英語 |
<本件に関するお問い合わせ先>
文部科学省研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付 TEL03-6734-4151
宇宙航空研究開発機構国際部国際課 TEL03-6266-6249
別紙
アジア太平洋地域宇宙機関会議第1回国際水ロケット大会開催概要
1. 日時 |
平成17年10月15日(土) 9:00〜18:00(予定)
小雨決行 |
2. 場所 |
北九州国際会議場・・・水ロケット製作会場
延命寺臨海公園野球場(小倉北区赤坂海岸)・・・水ロケット打上会場 |
3. 主催 |
文部科学省、宇宙航空研究開発機構 |
4. 協力 |
(財)日本宇宙少年団、北九州市 |
5. 競技内容 |
日本及びアジア・オセアニア各国の中学生約60名が、ペットボトルで水ロケットを手作りし、飛行距離を競う。
・アジア、オセアニア各国 約10名
(マレーシア、インドネシア、フィリピン、スリランカ、オーストラリア、ベトナム、韓国、タイ他を予定)
・九州各県 8名
・日本宇宙少年団北九州支部 約20名
・日本宇宙少年団福岡支部 約20名 |
6. 見学 |
水ロケット打上げは見学自由 |
※ 当日雨天の場合、大会実施の有無のお問合せは、北九州国際会議場(TEL541-5931)までお願いします。
参考資料3
第56回国際宇宙会議(IAC)福岡大会の開催について
1. 国際宇宙会議(IAC)の概要
国際宇宙連盟(IAF:47カ国・156機関が参加する宇宙機関等の国際組織)等が、各国の宇宙関係者の宇宙開発計画及び学術研究成果の発表の場として、毎年秋に世界各国持ち回りで開催している国際会議。同伴者、学生、展示出展者を含めて、全世界から2,500名を超える関係者が参加する、名実共に世界最大の宇宙開発関連会議。第1回会議開催(1950年、パリ)以降、昨年のカナダ・バンクーバー大会で55回の開催を数える(日本では、昭和55(1980)年に第31回会議が東京・高輪プリンスホテルで開催。)。
2. 第56回国際宇宙会議(IAC)福岡大会の開催概要
(1) |
主催者等
主催:日本学術会議、日本航空宇宙学会、IAF、IAA、IISL
特別協力機関:宇宙航空研究開発機構(JAXA)、情報通信研究機構(NICT)
後援:文部科学省等関係省庁、福岡県等地方公共団体 |
(2) |
日程・場所
平成17年10月16日(日)〜10月21日(金)、福岡国際会議場(学術セッション)、福岡サンパレスホテル(開会式、学術セッション)、マリンメッセ福岡(展示) |
(3) |
参加者
56カ国(宇宙先進国は全て参加)・1国際機関(欧州宇宙機関(ESA))の宇宙開発関係者計1,600人(同伴者を含まず。) |
(4) |
テーマ
テーマ:「Space for Inspiration of Humankind」
セッションテーマ:「科学と宇宙開発」、「宇宙開発応用」、「関連技術」、将来宇宙開発」等 |
(5) |
主なプログラム
・開会式(IAF会長、政府代表者、地方公共団体代表者、松尾弘毅組織委員長による挨拶等)
・プレナリー・イベント、ハイライト・レクチャー
・学術セッション・シンポジウム
・IISL模擬裁判・宇宙フェア
・学生向けプログラム |
<本件に関するお問い合わせ先>
IAC2005日本組織委員会事務局 TEL03-3503-8151