財団法人2005年日本国際博覧会協会
宇宙航空研究開発機構
2005年日本国際博覧会協会と独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、愛・地球博の最後を飾るイベントとして、9月17日から25日までの9日間、モリゾー・キッコロメッセにおいて、愛・地球博 モリゾー・キッコロ ファイナルイベント「宇宙、地球、そして未来」=世界が注目する日本の宇宙開発=を開催いたします。
愛・地球博は、「自然の叡知」をテーマとする21世紀最初の国際博覧会として、私たちは、1800万人を超える来館者を迎えたこれまでの博覧会運営を通じて、「自然の叡知」に対するさまざまな視点からのアプローチを試み、来場者の方々と共に考えてきました。この活動は今後も継承され、すべての生命と共生する地球を目指す多様な試みが行われてゆくこととなることでしょう。
その試みのフィールドの一つが「宇宙」です。
私たちは宇宙から地球を観測する視点を獲得することで、地球の環境問題の現状認識と解決のための新しい拠点を築き上げてきました。また研究領域を地球外の天体へと拡げることで、宇宙誕生の謎、太陽系誕生の謎、生命誕生の謎の解明へ挑戦を続けています。
この愛・地球博の最後を飾るイベントとして、次世代を担う子どもたちを対象として、宇宙をフィールドとした、これらの活動を紹介し、その役割と可能性を紹介することは意義深いものがあると考えます。
このイベントを通じて「宇宙」への子どもたちの好奇心を育て、想像力を育み、宇宙から生命と環境を考える視点を持ってもらうことを目指します。
このイベントには、今年度中に打上げが予定されている陸域観測技術衛星「ALOS」や、9月中旬に小惑星「イトカワ」に到着する予定の小惑星探査機「はやぶさ」のエンジニアリングモデル(実物大)が展示されます。
世界最大級の地球観測衛星「ALOS」の太陽電池パドルを展開した27mを越える巨大な姿(愛・地球博における最大級の展示品です)や小惑星探査機「はやぶさ」の精密な観測機器をはじめ、先日、飛行再開を成功させた、野口宇宙飛行士搭乗のスペースシャトルSTS-114ミッション関連の展示、さらに、日本も参加している国際宇宙ステーションのモデルなど、日本が取り組む宇宙開発の最先端の姿をご覧いただけます。
また、ステージでは、日本人宇宙飛行士(予定)をはじめ、国内外の研究者、技術者によるレクチャー、最新の宇宙服のデモンストレーションなどを行ないます。
なお、このイベントは、平成17年「宇宙の日」記念行事の一環としても行われ、「宇宙の日」全国小・中学生作文絵画コンテストの入選作品の展示等も行われます。
宇宙航空研究開発機構 広報部
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