プレスリリース

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第12回アジア太平洋宇宙機関会議及び
第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップの開催について

平成17年9月30日

文部科学省
宇宙航空研究開発機構
北九州市

 平成17年10月11〜13日に北九州市国際会議場において、「第12回アジア太平洋宇宙機関会議」(資料1)、14・15日に同会議場において、「第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップ」(資料2)を開催します。

 また、両会議の関連イベントとして、10月15日に北九州市スペースワールドにおいて、「「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2005」(8月23日に文部科学省・宇宙航空研究開発機構から記者発表済み)、10月6日に北九州市学術研究都市において、「宇宙開発シンポジウム」(8月23日に北九州市から記者発表済み)も開催されます。

 これら2つの国際会議については、マスコミ、宇宙開発関係の研究者・学生・企業等の方は傍聴可能です。傍聴を希望される方は、10月5日までに、下記までご連絡ください。

 なお、これら2つの国際会議に続き、翌週10月16〜21日に福岡市において「第56回国際宇宙会議福岡大会」(本日、第56回国際宇宙会議福岡大会国内組織委員会から記者発表)が開催されます。

<会議の傍聴に関するご連絡先>
文部科学省研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付  TEL03-6734-4151
宇宙航空研究開発機構国際部国際課  TEL03-6266-6249

第12回アジア太平洋地域宇宙機関会議(PDF:409KB)

(参考)
「「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2005」の概要:
 文部科学省、宇宙航空研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラム、北九州市等が主催。
 9月12日の「宇宙の日」の記念行事として、青少年を対象に、宇宙をもっと身近に感じてもらい、宇宙開発に対する理解を深めることを目的として、宇宙飛行士が出演する「スペーストークショー」、宇宙飛行に必要な訓練を体験するミニスペースキャンプ、宇宙や科学の不思議がわかる楽しい実験や工作など宇宙に関する様々なイベントを実施。

「宇宙開発シンポジウム」の概要:
 北九州市主催。宇宙開発をテーマに、北九州市の学術・産業振興を図り、宇宙科学の研究等に携わる人材の意欲を高め、また地方における宇宙開発の発展に寄与することを目的とするシンポジウムを開催。




資料1

第12回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)の開催について


1.アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の概要
 APRSAFは、1992年に開催されたアジア太平洋国際宇宙年会議の閉会宣言における日本からの開催提案を契機に、1993年より、現在の文部科学省及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共催により毎年開催。
 アジア太平洋地域における宇宙利用の促進を目的として、各国宇宙関係機関及び政府関係者の参加を得て、各国の活動報告、将来計画に関する情報交換、並びに具体的な協力活動の構築に向けた議論を行っている。
 過去4回は、アジア太平洋諸国の宇宙機関との共催により海外で開催したが、今回は、5年ぶりの日本開催となる。
 なお、同会議のプログラムの一環として、日本・アジア太平洋地域の青少年を対象とした宇宙関連事業の普及・啓発を目的に、国際水ロケット大会が開催される(詳細は別紙2)。

2.第12回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)の開催概要
(1) 日程・場所
 平成17年10月11日(火)〜13日(木)、北九州国際会議場
(2) 参加者
  国内: 宇宙開発委員会・松尾弘毅委員長代理(総合議長)、文部科学省・森口研究開発局長、宇宙航空研究開発機構・立川理事長他
  アジア太平洋諸国:   宇宙関係機関長をはじめ政府関係者、防災機関等の利用機関、産業界等、約20カ国から、約80名参加予定。
(3) テーマ・内容
  テーマ:   「Maximizing Space Benefits for the Society」
(宇宙からの恩恵のさらなる社会への還元を目指して)
  内容:   ・宇宙技術を利用した災害管理・低減への貢献
・宇宙を題材にした教育による青少年啓蒙普及 等
(4) プログラム構成(詳細は別紙1
  10月11日   全体会合(歓迎挨拶、各国代表スピーチ)
  12日 分科会(地球観測、通信衛星応用、教育普及、ISSの4分科会と宇宙を利用した災害低減に関する特別セッションを開催)
  13日 午前:全体会合(各分科会からの報告、勧告等のとりまとめ)
午後:テクニカル・ツアー(北九州エコタウン他)


別紙1

第12回アジア太平洋宇宙機関会議・プログラム案


《10月11日》
08:00〜09:00   出席者受付
《全体会合》
09:00〜10:00 開会の辞(松尾委員)、歓迎の辞(MEXT森口局長)
分科会報告
(地球観測分科会:JAXA道浦EORCセンター長)
(通信分科会:JAXXA稲垣主任)
(教育分科会:JAXA小山教授)
(ISS分科会:JAXA田中宇宙環境利用センター長)
10:00〜10:30 記念撮影及びコーヒーブレイク
10:30〜12:30 基調講演(各国代表者による自国の活動紹介) 
12:30〜14:00 昼食
14:00〜17:00 基調講演(各国代表者による自国の活動紹介)(途中休憩 15時30分〜16時)

《10月12日》
《分科会》
  地球観測 通信 教育 ISS
08:30〜12:00        
12:00〜13:30 昼食
13:30〜15:30        
15:30〜18:00 -特別セッション-
宇宙技術を利用した災害低減共同プロジェクトチームの設立に向けて
教育 ISS

《10月13日》
《全体会合》
09:00〜10:30   各分科会からの報告、議論
10:50〜11:20 休憩
11:20〜12:00 勧告採択、APRSAF-13アナウンスメント
12:00〜13:30 昼食
13:30〜18:00 テクニカルツアー(北九州エコタウン等)


別紙2

アジア太平洋地域宇宙機関会議第1回国際水ロケット大会開催概要


1.日時
平成17年10月15日(土) 9:00〜18:00(予定)
小雨決行

2.場所
水ロケット製作会場 : 北九州国際会議場
水ロケット打上げ会場 : 延命寺臨海公園野球場(小倉北区赤坂海岸)

3.主催
文部科学省、宇宙航空研究開発機構

4.協力
(財)日本宇宙少年団、北九州市、(財)日本宇宙少年団北九州分団及び福岡分団

5.競技内容
日本及びアジア・オセアニア各国の中学生約60名が、ペットボトルで水ロケットを手作りし、飛行距離を競う。
 ・アジア、オセアニア各国 約10名
  (マレーシア、インドネシア、スリランカ、オーストラリア、ベトナム、韓国、タイ、中国、インド他を予定)
 ・九州各県  8名
 ・日本宇宙少年団北九州市公募 約20名
 ・日本宇宙少年団福岡分団 約20名

6.見学
水ロケット打上げ(13時から延明寺臨海公園野球場)は見学自由

※ 当日雨天の場合、大会実施の有無のお問合せは、北九州国際会議場(TEL092-541-5931)までお願いします。


資料2

第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップの開催について


1.国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップの概要
毎年開催される国際宇宙会議(IAC)にあわせて、世界各国・各機関の宇宙関係者が一同に集う機会を捉えて、国際連合とIACの事務局である国際宇宙連盟(IAF)の主催により開催。主に、発展途上国に対する宇宙技術の普及を目的として実施しているもので、今回が15回目(日本での開催は初めて)。

2.第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップの開催概要
(1) 主催者等
 主催者:国際連合、国際宇宙連盟(IAF)
 共催者:文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、北九州市
(2) 日程・場所
 平成17年10月14日(金)〜15日(土)、北九州国際会議場
(3) 参加者
 国内:文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、北九州市
 海外:ESA、英、米、加、UNESCO他発展途上国の宇宙開発関係者約70人
(4) テーマ・内容
  テーマ:   「持続的な開発のための宇宙教育と能力向上」
  内容:   ・小中高生のための宇宙教育の奨励
・将来の宇宙活動に向けての宇宙科学・技術者の教育・訓練
・宇宙活動の一般への普及と宇宙活動に対する支持の向上
・宇宙教育・能力開発向上に向けての全世界・地域レベルでの活動を支援する国際的枠組みの強化
(5) プログラム構成(詳細は別紙
  10月13日   午後:テクニカル・ツアー(北九州エコタウン他)
  14日 午前:開会式(開会挨拶)、オープニング・セッション(基調講演:JAXA宇宙教育センター長・的川泰則他)、
        セッション1
午後:セッション2
  15日 午前:セッション3、セッション4
午後:クロージング・セッション(分科会別勧告報告)、閉会式(閉会挨拶)


別紙

第15回国際連合・国際宇宙連盟主催ワークショップ・プログラム草案


10月14日(金)
8:00 参加登録  
9:00 オープニング・セッション
  開会式  
  開会挨拶 北九州市・末吉市長
欧州宇宙機関・国際宇宙連盟・ユネスコ・国連宇宙部代表者
  北九州市関連イベントの紹介:
 1)宇宙開発シンポジウム
 2)宇宙利用アイディアコンテスト
 3)ふれあいフェスティバル
田上裕之 北九州市 国際協力課課長
  基調講演  
  セッション1: 小中高生のための宇宙教育の奨励
議長: 小山孝一郎:JAXA宇宙科学研究本部
10:30 各国・各機関からのプレゼンテーション
12:30 ディスカッション:小中高生対象の宇宙教育奨励における成功例と課題
  セッション2: 将来宇宙活動に向けての宇宙科学・技術者の教育・訓練
議長:(未定)
14:30 各国・各機関からのプレゼンテーション
17:25 ディスカッション:宇宙活動のための熟練職員・専門家確保における課題と科学技術全般の進歩における宇宙教育・研究の貢献


10月15日(土)
  セッション 3: 宇宙活動の一般への普及と宇宙活動に対する支持の向上
議長:T.ケネディ GLOBEプログラム (米国)*
9:00 各国・各機関からのプレゼンテーション
10:20 ディスカッション:一般による宇宙活動支持を目指した意識向上努力における課題
  セッション 4: 宇宙教育・能力開発向上に向けての全世界・地域レベルでの活動を支援する国際的枠組みの強化
議長:K.ドイチェ: ドイチェ・インターナショナル・スペース・コンサルタンツ(カナダ)
11:20 各国・各機関からのプレゼンテーション
12:40 昼食  
13:40 国連および各地域センターのプレゼンテーション
14:20 ディスカッション: 宇宙教育・能力開発向上に向けての全世界・地域レベルでの活動を支援する国際的枠組みを強化するための戦略 - 課題と機会
15:30 分科会セッション  
  議長:
   A. リー: 国連宇宙部
   M. ラオ: 国際宇宙連盟
 
17:10 クロージング・セッション
  議長: K.ドイチェ: ドイチェ・インターナショナル・スペース・コンサルタンツ(カナダ)
  分科会別勧告報告 分科会議長
17:45 閉会式  
18:15 閉会挨拶 文部科学省・井田大臣官房審議官
欧州宇宙機関・国際宇宙連盟・ユネスコ・国連宇宙部IAC2006スペイン開催国代表
* 出席確認中


宇宙航空研究開発機構 広報部
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