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国際宇宙教育会議(ISEB*)設立に係る調印式について
( *ISEB : International Space Education Board)

平成17年10月14日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、かねてより宇宙教育分野での協力を強化するための国際的枠組みを構築すべく、関係各国の宇宙機関との調整を重ねて参りましたが、このたび第56回国際宇宙会議(IAC:International Astronautical Congress)開催期間中において、カナダ宇宙庁(CSA)・欧州宇宙機関(ESA)および米国航空宇宙局(NASA)とともに下記のとおり国際宇宙教育会議設立に係る調印式を執り行う運びとなりましたので、お知らせいたします。





日 時:平成17年10月17日(月) 18時より
場 所:福岡国際会議場 5階 国際会議室(501号室)
調印式プログラム(予定):

時間  事項 講演者等
18:00 調印式開会挨拶
 -JAXAのISEBに関する抱負
的川泰宣
宇宙教育センター長
(JAXA)
ISEB設立の経緯
-CSAのISEBに関する抱負
Marilyn Steinberg
Space Awareness and
Learning
(CSA)
NASAによるISEBの展望
(講演者未定)
ESAによるISEBの展望
Rene Oosterlinck
Director of External
Relations
(ESA)
18:20 ISEB設立に関する取り決め 調印
議長選出
初代議長 挨拶
18:45 閉会



参考

− 国際宇宙教育会議(ISEB)について −



ISEBの目的: 宇宙に関連する科学・技術・工学・数学の知識・教養を高め、宇宙活動にかかわる将来の人材のニーズに応えるため、国際協力を強化することを目的としています。

ISEB設立経緯: 国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加していた米国・欧州・ カナダ・日本の4つの宇宙機関の間で、ISSを通じた教育活動における経験を踏まえ、宇宙教育分野での協力を強化する国際的枠組みを構築することが提案されたのがきっかけです。
その後、宇宙教育活動における国際協力について審議し、協力活動を推進する場を設けるための取り決めを作成するため、事務レベルでの協議が重ねられ、このたびISEB設立に関して最終的な合意が得られ、今回の調印式を迎えることとなりました。

ISEB活動内容: 主な活動内容として想定されているのは、以下のとおりです。
◇情報・教材交換
◇共同教育プログラム・プロジェクトの実施
◇学生・教員・研究者の人材交流
◇宇宙教育に関心のあるISEBメンバー以外の機関との協力推進
◇効果的な教育プログラムの最良の実例の普及

今後の予定: 少なくとも年1回の会合を開催するほか(IAC期間中を想定)、 代表者分科会を設置して、活動を推進していきます。



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