宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地図作成、地域観測、災害状況把握、資源探査等への貢献が期待されている陸域観測技術衛星(ALOS :Advanced Land Observing Satellite)ミッションに関連し、特に、宇宙開発を通じた環境保全などの社会貢献活動について理解増進及び普及啓発を図ることを目的に、産学官連携活動の一環としてキャンペーンを実施いたします。この取り組みは、従来の広報活動に加え、今回、JAXAが初めて実施する活動です。
本キャンペーンの活動については、財団法人 日本環境協会(東京都港区 理事長 加藤陸美)が推進している環境保全に関する普及啓発活動として承認され、応援をいただくことになりました。さらには、ALOS打上げロケット機体壁面にも、シンボルマークとして「エコマーク」の掲出を行います。
本キャンペーンの実施にあたっては、株式会社 電通(東京都港区 代表取締役社長 俣木盾夫)及び株式会社 SPACE FILMS(東京都渋谷区 代表取締役 高松聡)を『キャンペーンパートナー』として、公募により選定いたしました。また、キャンペーンパートナーと連携して事業を実施する『キャンペーンサポーター』として、現在、NTTレゾナント株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長 資宗克行)が参画する予定です。
NTTレゾナント株式会社は、同社が運営するインターネットポータルサイト「goo」内にキャンペーンオフィシャルサイトを開設し、「環境goo」「キッズgoo」等各コーナーを通じてロケット打上げ、ALOSミッションの紹介を行い、「goo地図」において地球観測データの活用等を図る予定です。
また、『キャンペーンサプライヤー』として、財団法人 リモート・センシング技術センター(東京都港区 理事長 大澤弘之)が参画し、同センターが有するリモートセンシングに関する専門技術・知識を活用し、ALOSデータ提供及び地球観測データの利用促進、普及啓発活動等を実施する予定です。
今後、『キャンペーンパートナー』を通じて、さらに、企業・団体等産業界の方々に『キャンペーンサポーター』としての参画呼びかけを行い、打上げ前、打上げ当日、打上げ後の一定期間の間、産業界と連携して、様々なキャンペーン事業を広く展開する予定です。『キャンペーンサポーター』及び事業内容などが決定次第、その都度、JAXA産学官連携サイト(http://aerospacebiz.jaxa.jp/)内等にて、お知らせいたします。
(参考資料)
○産業界と連携・協力したALOSキャンペーンの実施体制(参考1)
○H-IIAロケット8号機(ALOS打上げ機体)壁面への掲出図(参考2)
○陸域観測技術衛星(ALOS)ミッションキャンペーン公募(本年7月) 概要(参考3)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、本年夏期にH-IIAロケット8号機により、陸域観測技術衛星ALOS(Advanced Land Observing Satellite:エイロス)の打上げを予定しております。陸域観測技術衛星(ALOS)は、世界最大級の地球観測衛星で、地図作成のほか、環境破壊や災害の拡大防止、資源の探査等に貢献する社会的、国際的役割の大きい衛星です。
このALOSミッションに関連し、宇宙開発を通じた「環境保全」など社会貢献活動について、JAXAのみならず、産業界と連携・協力して、国民の理解増進、普及啓発を図るキャンペーンを実施することとしました。
ついては、このALOSキャンペーンに関して、JAXAと共同して実施する事業企画等につき、広く提案を募集いたします。