プレスリリース

プリント

H-IIAロケット8号機 極低温点検の結果について

平成17年11月17日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構は、平成17年11月17日に、種子島宇宙センターにおいて、H-IIAロケット8号機(H-IIA・F8)の極低温点検(注)を実施し、良好に終了いたしました。

 今回の極低温点検実施にご協力いただきました関係各方面に、深く感謝いたします。

(注)極低温点検は、打上げ当日と同じ手順でロケットへ液体燃料を充填し、ロケットおよび地上設備の機能等を確認するものです。



H-IIAロケット8号機 極低温点検 クイックレビュー結果について

No項目確認項目確認結果
1 推進薬充填状態での
機体・設備健全性確認
以下の主要機能・データに異常が無いことを確認する。
  1. 自動充填機能
  2. 常温・極低温ヘリウム気蓄器高圧漏洩点検
  3. 極低温下でのバルブ作動確認
  4. 自動カウントダウンシーケンス
    (第1段エンジン点火相当秒時までのシーケンスおよび自動緊急停止項目の確認)
以下の主要機能・データが良好であり、極低温点検の目的が達成できたと判断する。
  1. 自動充填機能
    良好に充填できることを確認。
  2. 常温・極低温ヘリウム気蓄器高圧漏洩点検
     気蓄器の圧力降下データが規定値以下であることを確認。
  3. 極低温下でのバルブ作動確認
     バルブ作動良好。
  4. 自動カウントダウンシーケンス
     自動カウントダウンシーケンスが正常に進み、計画通り第1段エンジン点火相当秒時で緊急停止した。

(特記事項)
X-60分までの事前のデータ確認に時間を要し、試験は当初予定の30分遅れで実施した(X-0:10時00分)。

2 射場系との電波リンク確認 テレメータ、レーダ、コマンドの電波リンク確認 機体と射場系との電波リンク良好であることを確認。


宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6416
FAX:03-6266-6910
鹿児島宇宙センター 管理課広報係
TEL:0997-26-9013〜5