プレスリリース

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光衛星間通信実験衛星「きらり」(OICETS)の状況について

平成17年11月25日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構が平成17年8月24日(日本時間)にカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地からドニエプルロケットにより打ち上げ、現在、初期機能確認中の光衛星間通信実験衛星「きらり」に搭載されている姿勢制御装置において、11月24日12時13分(日本時間)、沖縄局においてテレメトリを受信しましたところ、機器の一部(リアクションホイール4台のうち1台)が、姿勢制御系から切り離されていることが確認されましたのでお知らせ致します。

 衛星の設計としては、リアクションホイール4台のうち1台が切り離されても、残りの3台によって問題なく姿勢制御を行うことのできる設計(冗長構成)となっており、現在、衛星は正常に飛行しています。

 なお、欧州宇宙機関(ESA)の先端型データ中継実験衛星「アルテミス(ARTEMIS)」とのレーザ光による光衛星間通信実験については、12月上旬より行う計画です。



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