宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成18年1月19日に打上げ予定の陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS :Advanced Land Observing Satellite)ミッションに関連し、特に、宇宙開発を通じた地球環境への貢献などについて国民の皆様に幅広くご理解いただくことを目的に、産学官連携活動の一環としてキャンペーンを実施しています。
このたび、JAXA、キャンペーンパートナーである株式会社電通及び株式会社SPACE FILMSを通じて、環境経営に取り組む企業・団体やロケット打上げ、日本の宇宙開発を応援する企業・団体の方々などにお呼びかけした結果、下記5企業・団体の参画が決定いたしました。
- 株式会社NTTドコモ(東京都千代田区 代表取締役社長 中村 維夫)は、動画配信可能な第3世代移動通信サービス「FOMA」の映像配信サービス「Vライブ」にてロケット打上げライブ中継を行う予定です。
※アクセス番号である『*8607*66000』を入力後、テレビ電話発信を行ってください。打上げ当日9時55分より1時間程度、H-IIAロケット8号機/「だいち」(ALOS)打上げの模様をFOMA(一部端末を除く)にてご覧いただけます。発信者番号通知設定、サブアドレス設定をONにしてご利用ください。なお、視聴には、デジタル通信料が適用されます。
- カシオ計算機株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長 樫尾 和雄)は、ロケット打上げ用カウントダウンディスプレイを種子島宇宙センター竹崎観望台内に設置し、運用するほか、同社のカタログ誌などで「だいち」(ALOS)やロケットの紹介を行うとともに、実際に軌道上の宇宙へ携行されたG-SHOCKの技術を活かした次なる研究開発なども検討していく予定です。
- 株式会社ジェイティービー(東京都品川区 代表取締役社長 佐々木 隆)は、同社が取り組む民間人の宇宙旅行マーケットの裾野拡大を目指し、今後、一般者向けの種子島ロケット打上げツアーの商品化を検討するとともに、「だいち」(ALOS)打上げ及び日本の宇宙開発を応援する取り組みを展開していく予定です。
- 東京電力株式会社(東京都千代田区 取締役社長 勝俣 恒久)は、同社光ネットワーク・カンパニーが提供する光ファイバ回線サービスTEPCOひかりコンテンツサイト『casTY』(http://casty.jp)にて、「だいち」(ALOS)/H-IIAロケット8号機打上げのライブ中継を行うほか、今後、「だいち」(ALOS)が取得するデータの活用及び、日本の宇宙開発を応援する取り組みを検討していく予定です。
- 社団法人 日本ユネスコ協会連盟(東京都渋谷区 会長 児島 仁)は、同協会連盟が推進している危機にさらされた世界遺産の保護活動の一環として、「だいち」(ALOS)データ画像の活用をした普及啓発活動を図っていくほか、アジアの教育機会に恵まれない子供たちを支援する世界寺子屋運動の一環として、「だいち」(ALOS)画像を教材として活用していく予定です。
今後も、引き続き、キャンペーンパートナーを通じて、企業・団体等産業界の方々に『キャンペーンサポーター』としての参画呼びかけを行い、打上げ後の一定期間の間、産業界と連携して、様々なキャンペーン事業を広く展開する予定です。
なお、既に、キャンペーンサポーターとして参画しているNTTレゾナント株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長 資宗克行)は、ポータルサイト「goo」上に開設したキャンペーンオフィシャルサイト(http://jaxa.eco.goo.ne.jp)内にて、打上げ当日のロケット打上げライブ中継を予定しています。
(参考資料)
○産業界と連携・協力した「だいち」(ALOS)キャンペーンの実施体制(参考1:PDF 500KB)
○「だいち」(ALOS)データを活用した(社)日本ユネスコ協会連盟とのプロジェクト(参考2:PDF 48.4KB)