プレスリリース

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陸域観測技術衛星「だいち」の
定常状態への復帰とクリティカルフェーズ終了について

平成18年1月28日

宇宙航空研究開発機構

 陸域観測技術衛星「だいち」のデータ処理系の異常検知機能が、平成18年1月27日22時51分(日本時間)に作動したため自動的に安全モードに移行した旨、既にお知らせしたとおりですが、その後、データ処理系の機能に問題がないことの確認ができましたので、28日11時54分(日本時間)まで衛星の回復操作を行いました。

 引き続き、衛星状態の監視を行い、データ処理系を含み衛星全系が正常に動作しており定常状態に復帰していることを確認しました。

 これにより、「だいち」のクリティカルフェーズを1月28日17時(日本時間)に終了し、初期機能確認フェーズへと移行しました。今後、4月までの約3ヶ月間、衛星搭載機器の機能確認等を実施する予定です。

 おわりに、衛星の打上げ及び追跡管制にご協力頂きました関係各方面に深く感謝いたします。


※クリティカルフェーズ:打上げ段階を含み、ロケットからの衛星分離後の太陽電池パドル、通信用アンテナ及びレーダアンテナの展開を実施した後、姿勢制御系が定常状態に移行し、初期機能確認の準備が整うまでの期間をいいます。



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