宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構は、平成18年1月27日22時7分(日本時間)に、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の姿勢制御モードをスラスタによる制御からホイールによる制御へ正常に移行させ、衛星の状態が安定していることを確認しました。
その後、27日22時51分(日本時間)に、「だいち」のデータ処理系の異常検知機能が作動し、安全モードに移行しました。現在、状況と原因について調査中ですが、「だいち」の姿勢などその他の状態は安定しています。
異常検知機能が作動した原因の究明のため、「だいち」のクリティカルフェーズを継続し、万全の体制で運用にあたることとしました。
今後、データ処理系の機能を復旧させ、衛星の運用を安定して行うことができることを確認した時点でクリティカルフェーズを終了し、初期機能確認フェーズへ移行する予定です。
※クリティカルフェーズ:打上げ段階を含み、ロケットからの衛星分離後の太陽電池パドル、通信用アンテナ及びレーダアンテナの展開を実施した後、姿勢制御系が定常状態に移行し、初期機能確認の準備が整うまでの期間をいいます。
宇宙航空研究開発機構 広報部
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