宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構は、平成18年1月24日に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち」搭載のパンクロマチック立体視センサ(PRISM)について、初期機能確認試験の一環として画像を取得しましたのでお知らせします。
別紙の写真は、地球観測センター(埼玉県比企郡鳩山町)において、2月14日10時30分(日本時間)頃に、富士山(図1)と静岡県清水港(図2)をPRISMにて観測したものを受信した画像です。
なお、本センサは高分解能の3方向立体視が可能であり、地球観測衛星のデータとしては世界初の試みとなります。
今後、高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)及びフェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)の画像が取得でき次第、お知らせする予定です。
![]() |
PRISMは、可視域を観測する光学センサで、地表を2.5mの分解能で観測することができます。また、標高データを含む地形データを取得するために3組の光学系を持ち、衛星の進行方向に対して前方、直下、後方の3方向の画像を同時に取得します。これにより、地表の3次元データを高精度かつ。高頻度に取得することができます。 |
![]() |
|
![]() |
宇宙航空研究開発機構
地球観測利用推進センター 広報係
TEL: 03-6221-9008 FAX: 03-6221-9191