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アジア太平洋地域における災害管理支援システムの構築に関する
第1回共同プロジェクトチーム会合の結果について

平成18年2月15日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構は、昨年10月に開催された第12回アジア太平洋地域宇宙機関会合(APRSAF-12)において合意された「アジア防災・危機管理システム」の構築に向け、平成18年2月14日〜15日、ベトナム社会主義共和国ハノイ市内のメリアハノイホテルにおいて、その第一段階である災害管理支援システム「Sentinel-Asia(アジアの監視員※)」の構築のための第1回共同プロジェクトチーム会合をベトナム科学技術院(VAST)の共催により、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)の協力を得て開催しました。

※災害管理を目的とした衛星データ利用ネットワークの構築を目指した取り組み

同会合には、18カ国計34機関および4国際機関から計70名の参加を得て、「Sentinel-Asia」の実施計画と共同プロジェクトチームの運営規約(TOR:Terms of Reference)について議論を行いました。

会合の結果は以下のとおりです。


  1. 実施計画に基づき、センチネルアジアのコンセプト、基本構造および形態について合意し、プロジェクトを開始することを合意しました。
    • 「Sentinel-Asia」は、データ提供者ノード、地方サービス提供者ノード(ユーザノード)および研究訓練ノードの3つのノードから構成されます。
    • 技術チームを設置して実施計画の詳細を調整することになりました。
  2. 共同プロジェクトチームの運営規約を採択し、共同プロジェクトチームの参加機関(14カ国の23機関および4国際機関)を確認しました。
  3. 次回の共同プロジェクトチーム会合は、6月に開催される予定です。



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