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国際宇宙ステーション第12次長期滞在搭乗員の帰還について

平成18年4月9日

宇宙航空研究開発機構

 ロシア連邦宇宙局(FSA)によれば、昨年10月から国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在していた第12次搭乗員2名及び、ブラジル人のマルコス・ポンテス宇宙飛行士が、以下のとおり無事着陸いたしましたので、お知らせいたします。なお、JAXAの3次元フォトニック結晶生成実験の実験装置と、高品質タンパク質結晶生成実験の実験装置※もクルーと共に帰還しました。


着陸日時: 日本時間4月9日(日) 8時48分
(カザフスタン時間 4月9日(日) 5時48分)
着陸場所: カザフスタン共和国
帰還した第12次搭乗員(宇宙滞在期間 約190日):
  ウィリアム・マッカーサー(William McArthur、アメリカ)
バレリー・トカレフ(Valery Tokarev、ロシア)

※:平成17年12月22日にプログレス補給船(20P)にて打ち上げられた実験装置です。3次元フォトニック結晶生成宇宙実験のフォトニック結晶実験装置は、光の伝播特性を制御できる3次元フォトニック結晶生成技術を開発するために打ち上げられ、今回は、2回シリーズの初回フライトにあたります。高品質タンパク質結晶生成宇宙実験は、6回シリーズの最終フライトとなります。

備考:
ソユーズ宇宙船は軌道上での運用寿命があるため、定期的に新しいソユーズ宇宙船と交換する必要があります。今回着陸に使用したソユーズ宇宙船(11S)は、第12次搭乗員をISSに運んだ宇宙船です。

参考リンク:
国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(12S)
http://iss.sfo.jaxa.jp/iss/12s/index.html
ロシアサービスモジュールを利用した宇宙実験の実施について
http://www.jaxa.jp/press/2005/11/20051130_sac_russian_j.html



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