プレスリリース

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陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による
タイ王国北部の洪水の観測について

平成18年5月25日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、タイ王国北部地域において発生した洪水について、タイ王国国家地理情報宇宙技術開発機関(GISTDA)からの要請により、平成18年5月25日に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のフェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)を用いて観測を行い、観測データを同機関に提供致しましたのでお知らせします。
 提供した観測データは別紙のとおりです。

*フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)は経済産業省(METI)と宇宙航空研究開発機構が共同で開発したセンサです。



別紙

図1は陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)に搭載されたPALSARによって2006年5月25日に観測された画像です。図2は1997年6月5日に地球資源衛星1号「ふよう」(JERS-1)によって観測されたものです。

【図1】 PALSAR 【図2】 JERS-1



左図は上記2枚の画像の反射率を比較し、洪水箇所と思われる部分を、図1に青線で表示したものです。



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