宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「第4回航空機による学生無重力実験コンテスト」にチャレンジする大学生等の募集を行います。
長期間にわたる無重力(無重量・微小重力)実験は、日米欧加露の15ヶ国が共同で建設を進めている国際宇宙ステーションで行いますが、短時間(約20秒間)の無重力状態であれば航空機の放物線飛行で作り出せます。
本コンテストは、宇宙環境利用への理解・関心を深める目的で、学生の皆さんから航空機の無重力環境で実施してみたいアイデアを募集し、選定されたチームが自ら実験装置を製作し、航空機に搭乗して無重力状態を体験しながら実験等を行うものです。理工系に限らず、芸術や教育など幅広い分野が対象です。今回は、提案内容に制限を設けない「自由テーマ」以外に、小中高校での学習に役立つような映像等を取得し教材化する「課題テーマ」の応募区分を新たに設けます。また、日本への留学生の参加も歓迎します。
詳細については、添付の募集要綱をご覧下さい。
本コンテストは、大学生等に無重力実験機会を提供し、宇宙環境利用への理解・関心を深めるとともに、将来の宇宙開発を担うべき人材の育成に寄与することを目的としています。
(1)フライト期間 | : | 2日間(1日に1フライトし、1フライトで約10回の無重力飛行を実施。) |
(2)実施テーマ | : | 5テーマ程度 |
(3)搭乗者数 | : | テーマあたり1日につき1名 |
(4)経費 | : | 実験装置の製作、運搬費用は提案者側の負担 航空機実験のための所定の旅費及び傷害保険費用は、テーマあたり3名分までをJAXAが負担。 |
(5)対象者 | : | 国内の高専(4年生以上)、大学、大学院に在籍する学生。 2人以上のチームでの応募が望ましい。日本への留学生も歓迎。 |
(6)募集分野 | : | 制限なし。ただし、安全上の制約を守り、相乗りの実験テーマの実施に干渉しないこと。 |
(7)募集区分 | : | 「自由テーマ」:内容は自由 「課題テーマ」:小中高校での学習に役立つ映像等を取得し教材を制作 |
(8)実験条件 | : | |
・ 実験スペースとして1ラック (幅 600mm×奥行 500mm×高 500mm) ・ 使用電力は約300W以下 |
実施テーマ選定 | : | 平成18年9月頃 |
実験装置の完成 | : | 平成19年1〜2月 |
実験の実施 | : | 平成19年3月上〜中旬 |
成果報告書の提出 | : | 平成19年3月末(速報)、6月末(最終版) |
宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910