宇宙航空研究開発機構
情報通信研究機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)および情報通信研究機構(NICT)は、平成18年10月23日(月)、新潟県長岡市で行われる長岡市震災復興祈念行事に参加し、衛星通信システムのデモンストレーションおよび展示を行いますのでお知らせします。
(1)日時: | 平成18年10月23日(月) 15:00〜19:30 |
(2)場所: | 長岡市厚生会館 (長岡市大手通1丁目4番地10) 長岡市山古志支所 (長岡市古志竹沢乙461番地) |
(3)内容: | JAXAは平成17年11月、長岡市地震防災訓練に参加し、長岡市山古志地区を仮想被災地に見立て、衛星回線を利用した仮想被災地からの映像等の情報収集訓練を実施しました。 今回は、長岡市が主催する長岡市震災復興祈念行事に参加し、JAXAが打ち上げる予定の静止通信衛星である技術試験衛星VIII型(ETS-VIII)および超高速インターネット衛星(WINDS)に関連し、山古志支所において、JAXAが開発したウェアラブルカメラを配置し、災害時における衛星システムの有効性のデモンストレーションを行うとともに、NICTが開発した衛星携帯端末と模擬衛星を用いた携帯端末間の通話デモンストレーションを行います。 また、両会場においてJAXAおよびNICTが開発したETS-VIIIおよびWINDSに関する地上局設備等の展示を行い、災害時における通信衛星の利活用なども併せて紹介します。 |
被災現場に到着した作業員はウェアラブルカメラを装着します。
作業員のヘルメットに装着したビデオカメラの映像と、GPSアンテナで取得した位置情報を地上無線装置で被災現場に設置した可搬型VSATに伝送します。
IP電話による対策本部、被災現場作業員間の会話もできるため、対策本部の指示に基づく的確な画像の取得も可能です。
スティックカメラを使用することで、作業員の目が届かない箇所(高所等)の撮影も可能となります。
・音声通信デモンストレーションは、技術試験衛星VIII型(ETS-VIII)が打ち上がっていないため、ETS-VIIIの代わりに模擬衛星を用い、NICTが開発したPDA型端末間で行います。
・ETS-VIII打上げ後は、下図に示す構成で、NICTが開発した衛星携帯端末を用いて音声通信実験を行います。
宇宙航空研究開発機構 広報部
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