宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が平成18年1月24日に種子島宇宙センターから打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)は、計画どおり初期機能確認運用及び初期校正検証運用を終了し、明日から定常観測運用に移行します。
また、定常観測運用の開始にともない、「だいち」の観測データの一般提供を開始します(プロダクト名:「ALOSデータ」)。日本国内の提供については、(財)リモート・センシング技術センター(RESTEC)及び(財)資源・環境観測解析センター(ERSDAC)*1の2機関を、海外の提供については、各ALOSノード*2機関が指名する地域提供機関及びERSDAC*1を窓口として順次有償で行います。
さらに、JAXA等がアジアにおける防災システムとして構築中である「センチネル・アジア」においても、ALOSデータの提供を開始します。
*1:フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)データのみの提供。
*2: 全世界を4つの地域に分け、各地域でデータの処理、提供を行なう仕組み。
− 欧州・アフリカ地域: | 欧州宇宙機関(ESA) |
− 南北アメリカ地域 : | アラスカ大学(ASF) |
− オセアニア地域 : | 豪州国家測量局(GA) |
− アジア地域 : | JAXA 及び タイ国家地理情報宇宙技術開発 機関(GISTDA=タイ国内のみ独占的に配布) |
【データ提供連絡先】
○ (財)リモート・センシング技術センター(RESTEC):
(日本及びアジアのユーザーへJAXAの地域提供機関として提供)
(ホームページ) http://www.restec.or.jp/
(電話) 03-5561-9777
(e-mailアドレス) data@restec.or.jp
○ (財)資源・環境観測解析センター(ERSDAC):
(全世界のユーザーへ提供)
(ホームページ) http://www.ersdac.or.jp/
(電話) 03-3533-9312
(e-mailアドレス) palsar@ersdac.or.jp
アジア太平洋域の災害管理に資するため、地球観測衛星画像などの災害関連情報をインターネット上で共有する活動です。APRSAF(アジア太平洋地域宇宙機関会議)加盟の宇宙機関、アジア防災センターをはじめとするのアジアの防災機関およびインターネット上の地理情報システム(Web-GIS)を提供する慶応大学などが協力して推進しています。
センチネルアジアのWebサイトは以下に公開されています:
http://dmss.tksc.jaxa.jp/sentinel/
宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910