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技術試験衛星VIII型「きく8号」の大型展開アンテナの展開結果について

平成18年12月26日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「きく8号」に搭載されている大型展開アンテナ(LDR)のうち、延期しておりました送信アンテナの下部保持機構の解放及び鏡面展開を平成18年12月26日18時56分(日本時間、以下同様)から12月26日20時10分にかけて、沖縄局からのコマンドにより実施しました。
 その結果、衛星からのテレメトリデータ及び搭載カメラの画像により、同アンテナが正常に展開されたことを確認しました。同衛星から得られた大型展開アンテナの展開画像を別添に示します。これにより、「きく8号」のアンテナ展開を全て完了しました。
 なお、現在、衛星の状態は正常です。

 今後、同衛星は、姿勢制御を定常モードに移行し、クリティカルフェーズから初期機能確認フェーズへ移行する予定です。
 クリティカルフェーズの終了については、12月27日10時頃に発表を予定しています。

(補足)

・クリティカルフェーズ:  打上げ段階を含み、ロケットから衛星分離後の太陽電池パドル展開、大型展開アンテナの展開等を実施した後、姿勢制御系が定常状態に移行し、初期機能確認の準備が整うまでの期間。



別添

<大型展開アンテナの展開画像>





   
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