宇宙航空研究開発機構
平成19年2月26日(月)、大手町サンケイプラザ(東京都千代田区大手町)において、下記のとおり「宇宙技術の防災利用シンポジウム」 〜防災・災害対策の活きた情報がここにある〜を開催します。
各地で頻発している自然災害に対し、宇宙航空研究開発機構でも防災への衛星利用を推進しており、「だいち」で取得するデータの活用をはじめとし、非常時並びに定常時での宇宙技術の利用が期待されているところです。
このシンポジウムでは、災害現場で直接住民の救援活動に従事する自治体の方々並びに各分野で活躍されている防災の専門家に、防災情報の課題や要求について討議していただき、防災・災害対策に役立つ宇宙技術の可能性を探ります。
(1) 日時:平成19年2月26日(月)14:00〜18:00
(2) 場所:大手町サンケイプラザ(東京都千代田区大手町1-7-2)
(3) 内容:(プログラムの詳細については別紙参照)
1.基調講演「都民の安全を守る防災情報インフラ」
中村 晶晴氏(東京都危機管理監)
2.基調講演「防災気象 -もしもの天気、いつもの天気-」
石橋 博良氏((株)ウェザーニューズ代表取締役会長)
3.パネルディスカッション
・プレゼンテーション
・Part1/「多発する災害と情報伝達の課題」
・Part2/「宇宙技術の現状と災害現場での利用」
・Part3/「防災分野での宇宙利用の可能性と期待」
コーディネーター :藤吉 洋一郎氏
(NHK解説委員/大妻女子大学教授/日本災害情報学会副会長)
(4) 後援(予定):内閣府、総務省、文部科学省、東京都
(5) 参加費:無料
(6) 参加者:自治体、企業、大学、研究機関、行政機関における防災関係者および一般の方々
(特に、都および近県の自治体防災関係者)
(7) シンポジウムに関する問合せ先:
(電話)株式会社インターグループ:03-3597-1127(9:00〜17:30)
(インターネット)http://i-space.jaxa.jp/symposium2007/index.html
(本報道資料に関する問い合わせ先)
宇宙航空研究開発機構 宇宙利用推進本部 衛星利用推進センター
主幹開発員 山田 和晴(やまだ かずはる)
東京都千代田区大手町2−2−1 新大手町ビルヂング
TEL:03-3516-9104
13:00 | 受付開始 | ||||
14:00 | 開会 | ||||
14:05 | 開会挨拶 JAXA理事長 立川 敬二 | ||||
14:10 | 基調講演「都民の安全を守る防災情報インフラ」 東京都 危機管理監 中村 晶晴氏 基調講演「防災気象 -もしもの天気、いつもの天気−」 (株)ウェザーニューズ 代表取締役会長 石橋 博良氏 |
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15:10 | JAXAの防災への取り組み紹介 JAXA理事 堀川 康 | ||||
15:30 | 休憩 | ||||
15:45 | パネルディスカッション ・プレゼンテーション ・Part1/「多発する災害と情報伝達の課題」 ・Part2/「宇宙技術の現状と災害現場での利用」 ・Part3/「防災分野での宇宙利用の可能性と期待」
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17:55 | 閉会挨拶 JAXA副理事長 間宮 馨 | ||||
18:00 | 閉会 |
陸域観測技術衛星「だいち」 (平成18年1月24日打ち上げ)「だいち」は国内外の大規模災害の状況把握等に利用され、私たちの自然や社会、生活を守るために役立ちます。 |
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「だいち」で取得した画像 |
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▲ 硫黄島の地殻変動解析結果 | ▲ メラピ山の火山活動の確認(パンシャープン画像) |
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▲ インドネシア洪水被害 | ▲ フィリピンの台風による泥流被害 |
【平成14年度】 応急危険度遠隔判定 (御前崎) 東海地震を想定した政府の広域防災訓練に参加し、静岡県御前崎において各種防災訓練の状況をリアルタイムに政府や静岡県の対策本部に伝送するとともに、インターネットのウェブページを通じて動画及び静止画の配信を行いました。(平成14年9月1日) |
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▲ ウェアラブルカメラによる応急危険度判定 | ▲ カメラの撮影画像と撮影位置表示画面 |
早期被災エリア判定 近い将来発生する可能性が高い東海地震、東南海地震、南海地震などの広域災害を想定し、航空機による被災状況早期把握を行いました。「映像解像度」及び「時間的制約からの解放」の観点から発展させ、より効果的な被災情報の収集に努めるため、ハイビジョンカメラ、赤外線カメラ等による航空機からの伝送を目指した調査を実施しました。(平成15年1月) |
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▲ 航空機からの撮影風景 | ▲ 撮影画像検索画面 |
【平成18年度】 衛星通信システムを活用した災害情報収集のデモンストレーション (高知、尾鷲) それぞれの市で実施された南海地震や津波を想定した防災訓練の後、「災害情報収集のデモンストレーション」として人工衛星通信システムを使った災害映像や文字情報の伝送を行い、市民の皆様に宇宙を使った防災訓練を体験していただきました。(平成18年9月) |
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▲ ウェアラブルカメラによる被災地映像情報伝送<高知> | ▲ 応援要請(尾鷲市長→高知) |
● 上記実験の詳細はこちらをご覧下さい。 http://i-space.jaxa.jp/pilot_experiments/disaster/index.htm http://i-space.jaxa.jp/news/20060903.html |
宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910