プレスリリース

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「気候変動予測と衛星観測の未来シンポジウム」の開催について

平成19年3月12日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構は、標記シンポジウムを下記のとおり開催しますので、ご案内申し上げます。


1.主旨
 昨今、激しさを増している気温上昇、暴風雨などの異常気象をもたらすとされる地球温暖化は、人間活動による二酸化炭素など温室効果ガスの増加に起因することが明らかになりつつあります。日本においても、短い秋、暖冬など異常な季節変化が体感される中、宇宙航空研究開発機構では、正確な気候変動予測を可能とする気候変動研究と全球を観測する最も有効な手段の一つである衛星観測のあるべき姿について検討する「気候変動予測と衛星観測の未来シンポジウム」を開催いたします。
 本シンポジウムでは、昨今の異常気象を引き起こしていると考えられる気候変動と社会生活との関係性、実生活に直接影響のある気象予報の現状と今後、更に気候変動の次世代に及ぼす影響予測について、各分野の専門家からご講演を頂くとともに、第3期科学技術基本計画において国家基幹技術に位置づけられた「海洋地球観測探査システム」の一部をなす地球環境変動観測ミッション(GCOM)及び雲・エアロゾルミッション(EarthCARE)をご紹介いたします。海洋地球観測探査システムを軸に統合されつつある観測システムと気候変動研究の方向性、連携、課題などについてご討議頂き、気候変動研究と衛星観測のあるべき姿について検討いたしたいと考えております。

2.日時 平成19年4月26日(木) 13:00〜17:30

3.開催場所 大手町サンケイプラザ 3F (千代田区大手町1-7-2)
地下鉄各線 大手町駅下車 A4・E1出口直結、JR東京駅下車 丸の内北口より徒歩7分

4.関係機関 主催 : 宇宙航空研究開発機構
後援 : 文部科学省

5.プログラム 別紙参照

6.お問い合わせ先     (財)日本宇宙フォーラム内  担当: 武石/小林
TEL 03-5200-1302/FAX 03-5200-1420

7.参加申し込み 以下にて参加申し込み(事前登録)を受け付けています(定員200名、参加費無料)
インターネットによる登録 : http://www.jsfws.info/jaxa-gejs



別紙

プログラム構成 (予定)



12:30 受付開始
13:00〜13:10   開会の挨拶 宇宙航空研究開発機構 理事 堀川 康
13:10〜13:30  国家基幹技術「海洋地球観測探査システム」とデータ統合解析システムの展望について
文部科学省 研究開発局 海洋地球課 地球・環境科学技術推進室長
坂本 修一
13:30〜14:00  持続的社会と気候変動 −気候変動と我々の社会−
東京大学 サステナビリティ学連携研究機構 地球持続戦略研究イニシアティブ
14:00〜14:30  気象予報の現状と今後
気象庁 予報部 数値予報課 数値予報モデル開発推進官 竹内 義明
14:30〜15:00  これから気候はどうなるのか −地球シミュレータが見せる未来−
海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター長 時岡 達志
15:00〜15:15  休憩
15:15〜15:45   我々は気候変動をどこまで知っているのか
 −気候モデル研究の最前線と衛星観測−
東京大学 気候システム研究センター長・教授 中島 映至
15:45〜16:15  我々は気候変動をどこまで観測出来るのか
 −衛星観測の最前線と地球環境変動観測ミッション(GCOM)/雲・放射ミッション(EarthCARE)−
宇宙航空研究開発機構 宇宙利用推進本部 衛星利用推進センター
計画マネージャ 松浦 直人
16:15〜16:30  休憩
16:30〜17:20  パネルディスカッション −統合する地球研究、真実を探る力と我々の未来−
司 会:
パネラー:
中島 映至(東京大学)
住 明正(東京大学)
時岡 達志(海洋研究開発機構)
竹内 義明(気象庁)
下田 陽久(東海大学)
熊谷 博(情報通信研究機構)
松浦 直人(宇宙航空研究開発機構)
17:20〜17:30  閉会の挨拶
宇宙航空研究開発機構 宇宙利用推進本部 
水循環変動観測衛星プロジェクト準備チーム長 中川 敬三


宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910