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第2期宇宙連詩の募集開始について

平成19年6月29日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構は、平成18年10月から平成19年3月にかけて編纂し、ご好評をいただいた宇宙連詩の第2期募集を開始します。
 宇宙連詩は、宇宙について、地球について、いのち生命について、国境、文化、世代、専門、役割を超えて共に考え、「連詩」を通して協働の場を創出していこうという試みです。
 平成19年7月6日(金)に、冒頭3詩を宇宙連詩ホームページで発表し、第4詩の公募を開始します。詩人の大岡信氏による進行のもと、公募および寄稿を順次進め、最終的には全24詩からなる1編の宇宙連詩を平成20年2月8日(金)に完成させる予定です。完成した宇宙連詩は、平成20年度に国際宇宙ステーションに組み立てられる「きぼう」日本実験棟に搭載する予定です。

  1. 編纂期間
    平成19年7月6日(金)〜平成20年2月8日(金)
    ※締め切りは別添実施概要をご参照ください。
  2. 応募方法
    下記の宇宙連詩ホームページに掲載する申込書に必要事項を記載し、FAXまたは電子メールでご応募ください。
    http://iss.jaxa.jp/utiliz/renshi/index.html
    ※平成19年7月6日以降公開される宇宙連詩ホームページに記載の応募規定に同意の上、ご応募ください。
  3. 実施概要
    別添のとおり

<お問い合わせ>
宇宙航空研究開発機構
有人宇宙環境利用プログラムグループ 宇宙環境利用センター
宇宙連詩担当 (山中 勉)
TEL:029-868-3604 FAX:029-868-3956
電子メール:renshi@jaxa.jp (宇宙連詩の応募先ではございませんので、ご注意ください。)



(別添)

第2期宇宙連詩の実施概要

主催
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
企画
宇宙連詩編纂委員会
委員長:佐治晴夫(鈴鹿短期大学学長)

委員:井口洋夫(JAXA顧問)、的川泰宣(JAXA宇宙教育統括)、平林久(JAXA宇宙教育推進室参与)、
渡部潤一(自然科学研究機構国立天文台天文情報センター長)

幹事役:北川フラム((株)アートフロントギャラリー代表)
裁き
大岡信(詩人)    補佐:野村喜和夫(詩人)
翻訳
日英翻訳:ジャニーン・バイチマン(大東文化大学教授)
英日翻訳:大岡信
寄稿
大岡信氏が指名する国内外の詩人が、連詩を寄稿する。10名程度を指名する。
期間
平成19年7月6日〜平成20年2月8日
連詩
題  星があるの巻き
第1詩 的川泰宣(JAXA宇宙教育統括)が5行の詩を詠む。
第2詩 大岡信氏が第1詩を受け3行の詩を詠む。
第3詩 谷川俊太郎氏(詩人)が第2詩を受け5行の詩を詠む。
 ※第2詩、第3詩を詩人が詠むことで、連詩に初期の流れを与える。
第4詩以降 公募と寄稿を繰り返していく。
公募締切 宇宙連詩ホームページにて随時掲載
発表 原則として締切日と同じ週の金曜日
Webデザイン
777Interactive、株式会社カヤック
写真監修
渡部潤一

日程
行数区分作者〆切発表備考
第1詩 5行詩 寄稿1 的川泰宣   7/6(金)  
第2詩 3行詩 寄稿2 大岡信  
第3詩 5行詩 寄稿3 谷川俊太郎  
第4詩 3行詩 公募1   7/16(月) 7/20(金)  
第5詩 5行詩 寄稿4   7/23(月) 7/27(金)  
第6詩 3行詩 公募2   8/6(月) 8/10(金)  
第7詩 5行詩 公募3   8/20(月) 8/24(金)  
第8詩 3行詩 寄稿5   8/27(月) 8/31(金)  
第9詩 5行詩 公募4   9/10(月) 9/14(金)  
第10詩 3行詩 寄稿6   9/17(月) 9/21(金)  
第11詩 5行詩 公募5   10/1(月) 10/5(金)  
第12詩 3行詩 寄稿7   10/8(月) 10/12(金)  
第13詩 5行詩 公募6   10/22(月) 10/26(金)  
第14詩 3行詩 公募7   10/29(月) 11/2(金)
第15詩 5行詩 寄稿8   11/5(月) 11/9(金)  
第16詩 3行詩 公募8   11/19(月) 11/22(木)  
第17詩 5行詩 寄稿9   11/26(月) 11/30(金)  
第18詩 3行詩 公募9   12/3(月) 12/7(金)
第19詩 5行詩 公募10   12/17(月) 12/21(金)  
第20詩 3行詩 寄稿10   12/24(月) 12/25(火)  
第21詩 5行詩 公募11   1/7(月) 1/11(金)  
第22詩 3行詩 寄稿11   1/14(月) 1/18(金)  
第23詩 5行詩 公募12   1/28(月) 2/1(金)  
第24詩 3行詩 寄稿12   2/4(月) 2/8(金)  
※第14詩と第18詩については、公募期間が4日間となります。


(参考)

経緯

 昨年度編纂した第1期宇宙連詩では、12回の公募枠へ、8歳〜98歳の延べ約800名の方々に国内外からご応募を頂きました。また、プラネタリウムや学校での利用も始まりました。こうした社会からの期待に応えていくために、JAXAは、宇宙連詩の編纂を継続することと致しました。

今後の予定

 第2期宇宙連詩は、平成19年7月6日(金)に、冒頭3詩を発表し、第4詩の公募を開始することから始めます。平成20年2月8日(金)の第24詩目への寄稿をもって、第2期宇宙連詩を完成させる予定です。
 完成した第2期宇宙連詩は、DVDに記録し、平成20年度に、国際宇宙ステーション/「きぼう」日本実験棟へ打ち上げ、保管する予定です。
 平成20年2月中旬に、完成した宇宙連詩を披露するシンポジウムを開催する予定です。詳細は、別途、JAXAの宇宙連詩ホームページでご案内いたします。
 なお、第3期宇宙連詩では、軌道上の「きぼう」から宇宙飛行士による寄稿を予定しています。平成20年度から、いよいよ、日本人宇宙飛行士の長期滞在が始まる予定です。

第2期宇宙連詩の主な特徴

  1. 連詩の作り方は、第1期と同じです。5行、3行の詩を繰り返し、ひとつ前の詩を受ける形で、次の詩を作っていきます。詳しくは、宇宙連詩ホームページをご覧ください。
  2. より多くの方々に参加いただくため、公募締切は、前詩の発表日の翌々週月曜日までとし、応募期間を長くしました。応募方法は、7月6日(金)以降、宇宙連詩ホームページで発表します。(発表までは、第1期宇宙連詩の応募方法が掲載されております。)応募は、日本語または英語によるものとします。
  3. 国境、文化を越えていくために、アジア太平洋地域をはじめ海外の詩人からも寄稿頂く予定です。
  4. 詩を作成するためのヒントとして、「ことばを巡るエッセー」を、月に1度、宇宙連詩ホームページに掲載していきます。