宇宙航空研究開発機構は、平成18年10月から平成19年3月にかけて編纂し、ご好評をいただいた宇宙連詩の第2期募集を開始します。
宇宙連詩は、宇宙について、地球について、いのち生命について、国境、文化、世代、専門、役割を超えて共に考え、「連詩」を通して協働の場を創出していこうという試みです。
平成19年7月6日(金)に、冒頭3詩を宇宙連詩ホームページで発表し、第4詩の公募を開始します。詩人の大岡信氏による進行のもと、公募および寄稿を順次進め、最終的には全24詩からなる1編の宇宙連詩を平成20年2月8日(金)に完成させる予定です。完成した宇宙連詩は、平成20年度に国際宇宙ステーションに組み立てられる「きぼう」日本実験棟に搭載する予定です。
- 編纂期間
平成19年7月6日(金)〜平成20年2月8日(金)
※締め切りは別添実施概要をご参照ください。
- 応募方法
下記の宇宙連詩ホームページに掲載する申込書に必要事項を記載し、FAXまたは電子メールでご応募ください。
http://iss.jaxa.jp/utiliz/renshi/index.html
※平成19年7月6日以降公開される宇宙連詩ホームページに記載の応募規定に同意の上、ご応募ください。
- 実施概要
別添のとおり
<お問い合わせ>
宇宙航空研究開発機構
有人宇宙環境利用プログラムグループ 宇宙環境利用センター
宇宙連詩担当 (山中 勉)
TEL:029-868-3604 FAX:029-868-3956
電子メール:renshi@jaxa.jp (宇宙連詩の応募先ではございませんので、ご注意ください。)
(別添)
第2期宇宙連詩の実施概要
- 主催
- 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
- 企画
- 宇宙連詩編纂委員会
委員長:佐治晴夫(鈴鹿短期大学学長)
委員:井口洋夫(JAXA顧問)、的川泰宣(JAXA宇宙教育統括)、平林久(JAXA宇宙教育推進室参与)、
渡部潤一(自然科学研究機構国立天文台天文情報センター長)
幹事役:北川フラム((株)アートフロントギャラリー代表) - 裁き
- 大岡信(詩人) 補佐:野村喜和夫(詩人)
- 翻訳
- 日英翻訳:ジャニーン・バイチマン(大東文化大学教授)
英日翻訳:大岡信 - 寄稿
- 大岡信氏が指名する国内外の詩人が、連詩を寄稿する。10名程度を指名する。
- 期間
- 平成19年7月6日〜平成20年2月8日
- 連詩
- 題 星があるの巻き
第1詩 的川泰宣(JAXA宇宙教育統括)が5行の詩を詠む。
第2詩 大岡信氏が第1詩を受け3行の詩を詠む。
第3詩 谷川俊太郎氏(詩人)が第2詩を受け5行の詩を詠む。
※第2詩、第3詩を詩人が詠むことで、連詩に初期の流れを与える。
第4詩以降 公募と寄稿を繰り返していく。
公募締切 宇宙連詩ホームページにて随時掲載
発表 原則として締切日と同じ週の金曜日 - Webデザイン
- 777Interactive、株式会社カヤック
- 写真監修
- 渡部潤一
日程
詩 | 行数 | 区分 | 作者 | 〆切 | 発表 | 備考 |
第1詩 |
5行詩 |
寄稿1 |
的川泰宣 |
|
7/6(金) |
|
第2詩 |
3行詩 |
寄稿2 |
大岡信 |
|
第3詩 |
5行詩 |
寄稿3 |
谷川俊太郎 |
|
第4詩 |
3行詩 |
公募1 |
|
7/16(月) |
7/20(金) |
|
第5詩 |
5行詩 |
寄稿4 |
|
7/23(月) |
7/27(金) |
|
第6詩 |
3行詩 |
公募2 |
|
8/6(月) |
8/10(金) |
|
第7詩 |
5行詩 |
公募3 |
|
8/20(月) |
8/24(金) |
|
第8詩 |
3行詩 |
寄稿5 |
|
8/27(月) |
8/31(金) |
|
第9詩 |
5行詩 |
公募4 |
|
9/10(月) |
9/14(金) |
|
第10詩 |
3行詩 |
寄稿6 |
|
9/17(月) |
9/21(金) |
|
第11詩 |
5行詩 |
公募5 |
|
10/1(月) |
10/5(金) |
|
第12詩 |
3行詩 |
寄稿7 |
|
10/8(月) |
10/12(金) |
|
第13詩 |
5行詩 |
公募6 |
|
10/22(月) |
10/26(金) |
|
第14詩 |
3行詩 |
公募7 |
|
10/29(月) |
11/2(金) |
※ |
第15詩 |
5行詩 |
寄稿8 |
|
11/5(月) |
11/9(金) |
|
第16詩 |
3行詩 |
公募8 |
|
11/19(月) |
11/22(木) |
|
第17詩 |
5行詩 |
寄稿9 |
|
11/26(月) |
11/30(金) |
|
第18詩 |
3行詩 |
公募9 |
|
12/3(月) |
12/7(金) |
※ |
第19詩 |
5行詩 |
公募10 |
|
12/17(月) |
12/21(金) |
|
第20詩 |
3行詩 |
寄稿10 |
|
12/24(月) |
12/25(火) |
|
第21詩 |
5行詩 |
公募11 |
|
1/7(月) |
1/11(金) |
|
第22詩 |
3行詩 |
寄稿11 |
|
1/14(月) |
1/18(金) |
|
第23詩 |
5行詩 |
公募12 |
|
1/28(月) |
2/1(金) |
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第24詩 |
3行詩 |
寄稿12 |
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2/4(月) |
2/8(金) |
|
※第14詩と第18詩については、公募期間が4日間となります。
(参考)
経緯
昨年度編纂した第1期宇宙連詩では、12回の公募枠へ、8歳〜98歳の延べ約800名の方々に国内外からご応募を頂きました。また、プラネタリウムや学校での利用も始まりました。こうした社会からの期待に応えていくために、JAXAは、宇宙連詩の編纂を継続することと致しました。
今後の予定
第2期宇宙連詩は、平成19年7月6日(金)に、冒頭3詩を発表し、第4詩の公募を開始することから始めます。平成20年2月8日(金)の第24詩目への寄稿をもって、第2期宇宙連詩を完成させる予定です。
完成した第2期宇宙連詩は、DVDに記録し、平成20年度に、国際宇宙ステーション/「きぼう」日本実験棟へ打ち上げ、保管する予定です。
平成20年2月中旬に、完成した宇宙連詩を披露するシンポジウムを開催する予定です。詳細は、別途、JAXAの宇宙連詩ホームページでご案内いたします。
なお、第3期宇宙連詩では、軌道上の「きぼう」から宇宙飛行士による寄稿を予定しています。平成20年度から、いよいよ、日本人宇宙飛行士の長期滞在が始まる予定です。
第2期宇宙連詩の主な特徴
- 連詩の作り方は、第1期と同じです。5行、3行の詩を繰り返し、ひとつ前の詩を受ける形で、次の詩を作っていきます。詳しくは、宇宙連詩ホームページをご覧ください。
- より多くの方々に参加いただくため、公募締切は、前詩の発表日の翌々週月曜日までとし、応募期間を長くしました。応募方法は、7月6日(金)以降、宇宙連詩ホームページで発表します。(発表までは、第1期宇宙連詩の応募方法が掲載されております。)応募は、日本語または英語によるものとします。
- 国境、文化を越えていくために、アジア太平洋地域をはじめ海外の詩人からも寄稿頂く予定です。
- 詩を作成するためのヒントとして、「ことばを巡るエッセー」を、月に1度、宇宙連詩ホームページに掲載していきます。