宇宙航空研究開発機構
情報通信研究機構
米国航空宇宙局
宇宙航空研究開発機構(JAXA)、情報通信研究機構(NICT)、米国航空宇宙局(NASA)は、熱帯降雨観測衛星(Tropical Rainfall Measuring Mission:TRMM)が、今年、観測10年目の節目を迎えるのを記念し、標記シンポジウムを開催しますので、ご案内申し上げます。
1997年11月28日、日米共同ミッションとして打ち上げられた熱帯降雨観測衛星(TRMM)は、「雨」を正確に観測することを目的に作られた世界初の衛星であり、現在までそのデータの科学的価値のみならず、国際協力プロジェクトの成功例としても高く評価されています。
「雨」は、日常生活に深い関わりがあるばかりでなく、その分布と変動は、近年、社会的関心が高まっている気候変動や地球温暖化の影響を受けていると言われています。本シンポジウムでは、こうした状況を踏まえ、これまでのTRMMの10年間の観測で得られた成果の中から、「雨」の特徴や変動、水資源としての分布などに関する知見や、天気予報や洪水予報など日常生活に役立っている事例について、一般にもわかりやすく紹介します。さらに、衛星による降水観測、地球観測の意義と社会への貢献や将来の全球降水観測の展望についても議論していきます。
1. | シンポジウム名 | 熱帯降雨観測衛星(TRMM) 10周年公開シンポジウム 「変わりゆく地球と雨」 |
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2. | 日時 | 平成19年12月8日(土)13:30〜16:00 | |
3. | 開催場所 | 六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール (〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49F) |
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4. | 関係機関 | 主催:JAXA、NICT、NASA | |
5. | プログラム | 別紙参照(同時通訳あり) | |
6. | 参加申し込み | 以下にて参加申し込み(事前登録)を受け付けています(定員300名、参加費無料) | |
インターネットによる登録: |
TRMM 10周年公開シンポジウム「変わりゆく地球と雨」プログラム(予定)
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No. | 講演タイトル | 講演者 | 所属・役職 | 開始 | 終了 |
1 | 開会の挨拶 | 堀川 康 | JAXA 理事 | 13:30 | 13:35 |
2 | 開会の挨拶 | (未定) | NASA | 13:35 | 13:40 |
3 | 宇宙から雨の特性を知る | 高薮 縁 | 東京大学 気候システム 研究センター 教授 |
13:40 | 14:05 |
4 |
気候学・暴風雨・洪水の知識に |
Robert Adler | NASA 米国TRMM プロジェクト・ サイエンティスト |
14:05 | 14:30 |
5 | 世界の水問題の解決へ向けて | 沖 大幹 | JAXA 地球観測研究セ ンター 水循環研究 グ ループリーダー/ 東京大学 生産技術研究所 教授 |
14:30 | 14:55 |
休憩 | 14:55 | 15:10 | |||
6 | パネルディスカッション -衛星降水観測の意義と展望- |
中澤 哲夫 (司会) |
気象研究所/ 日本TRMMプロジェクト・ サイエンティスト |
15:10 | 15:55 |
竹村 公太郎 | 日本水フォーラム 事務局長 | ||||
Arthur Hou | NASA 米国GPMプロジェクト・ サイエンティスト |
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中村 健治 | 名古屋大学/ 日本GPMプロジェクト・ サイエンティスト |
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井口 俊夫 | NICT 電磁波計測研究セ ンターグループリーダー |
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松浦 直人 | JAXA 地球観測研究セ ンター計画マネージャ |
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7 | 閉会の挨拶 | 松島 裕一 | NICT 理事 | 15:55 | 16:00 |
※日本語・英語の同時通訳あり |