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超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の
クリティカル運用期間の終了について

平成20年3月1日

宇宙航空研究開発機構

 超高速インターネット衛星「きずな」の姿勢制御を定常制御モードへ移行し、平成20年3月1日20時35分(日本時間)に、クリティカル運用期間を終了しました。
 現在、衛星の状態は正常です。

 今後、ドリフト軌道から軌道調整を行い、3月14日頃に静止軌道(東経約143度)へ投入する予定です。また、共同開発機関である情報通信研究機構(NICT)と協力して搭載機器等の初期機能確認を約4ヵ月間行う予定です。

 今回の「きずな」の打上げ及び追跡管制にご支援、ご協力を頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。


 なお、クリティカル運用期間中に姿勢制御系の太陽センサの予備系に出力異常が発生しましたが主系は正常であり、また、今後は主として地球センサと慣性基準装置(ジャイロ)を使用するため、運用に支障はありません。原因については調査中です。