プレスリリース

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超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の
静止軌道投入について

平成20年3月14日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成20年2月23日17時55分(日本時間、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げた超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)について、ドリフト軌道から静止軌道に投入するための軌道制御を3月2日から実施してきました。
 最終の軌道制御を3月14日9時9分から約59秒間にわたり実施しました。
 その後の軌道計算により、静止位置東経約143度の所定の静止軌道に投入したことを確認しました。
 軌道計算結果は、次のとおりです。


決定値※
遠地点高度 35,798km
近地点高度 35,775km
軌道傾斜角 0.05度
周   期 23時間56分
ドリフト率 0.01度/日 (東方向)
  ※数値は表示桁数未満切捨て


 なお、「きずな」は現在、共同開発機関である情報通信研究機構(NICT)と協力して搭載機器の初期機能確認を実施しており、6月下旬頃より定常運用に移行し、通信実験等を開始する予定です。