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筑波大学と宇宙航空研究開発機構との連携協力協定の締結について

平成20年9月17日

筑波大学
宇宙航空研究開発機構

 国立大学法人筑波大学(茨城県つくば市、学長/岩崎洋一、以下「筑波大学」)と独立行政法人宇宙航空研究開発機構(東京都調布市、理事長/立川敬二、以下「JAXA」)は、平成20年9月17日、我が国の学術研究、教育の発展及び宇宙科学技術及び航空科学技術の水準の向上並びに宇宙開発利用の促進等に資するため、両機関の更なる研究開発、教育・人材育成等の幅広い分野での連携等を目的とした連携協力協定を締結いたしました。

1.経緯

  • (1)筑波大学とJAXAとはこれまで、宇宙航空関連の基礎・基盤技術や人工衛星のデータ利用、宇宙環境利用等に関する共同研究や研究者等の交流等を行ってきました。
  • (2)この度、上記の研究分野に加え、人文・社会科学分野を含む総合的な共同研究の実施及び人材の育成・交流などを円滑に実施することが可能となるような枠組みの構築について検討を重ね、本連携協力協定を締結するに至りました。
2.目的
  • (1)筑波大学は、総合大学として他に例を見ない幅広い学問分野を有しており、これらの多様な分野を活かし、これまでもさまざまな機関と連携大学院方式の実施や共同研究の推進、人材の交流活動を行っているところですが、JAXAとの連携により、さらなる研究領域の拡大や大学院における人材の育成を積極的に展開することができます。
  • (2)JAXAは、2005年4月に「JAXA2025/長期ビジョン」を発表し、さらに本年2月には「空へ挑み、宇宙を拓く」というコーポレートメッセージを設定したように、宇宙・航空が持つ大きな可能性を追求し、さまざまな研究開発に挑んでいます。今後より一層、宇宙航空分野の研究開発を推進するため、大学を始めとする日本の研究機関の総力を結集する体制の構築及び強化に取り組んでいます。本協定もその事業の一環と位置づけております。
  • (3)さらに、両機関がより緊密かつ組織的な連携・協力体制をとることにより、筑波研究学園都市における教育・研究及び宇宙研究開発の促進に寄与することができると考えています。
3.今後想定される連携・協力の内容
 相互の資源を有効活用して幅広い分野で連携・協力することとし、

  • (1)基礎から応用まで含めた共同研究の促進
  • (2)人材育成のための連携
  • (3)両機関が所有する教育・研究上の情報等に関する交流
  • (4)連携協力を円滑にかつ効果的に推進するため、両機関の代表者で構成する「運営委員会」の設置、開催
 等を主たる内容としています。